2008年04月25日

Traincha in Blue note tokyo



  朝、11時くらいに起きてコーヒーを飲んでから、本日のスケジューリング。まずはwalkin'に行って手続きなどを済ませた。2日後には届く模様。そして秋葉原に行ってPA関連の必要機材を物色。アキバは駅のあたりが奇麗に成ってるね。。



 急ぎ足で表参道まで戻って予約しておいたサロンで髪を切った。スタイリストの兄ちゃんもギター弾きらしく、ギターの話でしばし盛り上がる。



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 一度ホテルに戻ってから、また表参道に戻りCAMPERで靴を購入。表参道店でしか入手できない国内限定9足のブルーの皮靴をゲット。ぼろぼろに成るまで履いたCAMPERをお店に引き取ってもらいました。

この5年間、色々なところへ連れて行ってくれてありがとう。




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そして急ぎ足でタクシーで南青山まで移動して東京blue noteへ。


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 blue noteの近くにはクロムハーツの本店があって、中ではパーティーをしてた模様。クロムハーツ的に怪しげな外人達が大声で騒いでた。



今夜はアムステルダムから来た女性vocalのTrainchaを聴きました。

http://www.trijntje.nl/traincha/


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 場所が変わってから初めてのblue note。エントランスもなんだか広くてゴージャス。



 Trainchaはバカラックとの共作で、往年のバカラックソングをカヴァーしてるのだけど、もう絶品。まるでバカラックの曲はかくあるべきである、とすら感じさせるほど、バカラックのエスプリを表現できている。バンドもヨーロピアンなムードで最高。フリューゲルホルン吹きは特に良かった。


 今日の曲目の中でも、色々なバージョンで巷でもよく耳にする「close to you」が素晴らしかったです。この曲を聴いて魂が震えて涙するほどの感動を味わったのはこれが初めてです。バカラックはこう言いたかったのか…、と彼女の歌を聴いてやっと初めて解った様な気がします。。


 また、Trainchaの真ん前で聴いてたので、彼女の素晴らしいヴォーカルテクニックを堪能できました。マイキングや、口蓋のつくり方で種々のテクニックを使い分けて、サウンドのモードに合わせて、曲間中でも、表現に合わせたヴォ−カルトーンを細かく使い分けていました。ヴォーカルとしては最上級の巧さです。彼女の素晴らしい音楽センスの裏側には、相当な修練が垣間見れました。



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 ヨーロッパのリアルジャズ、というのはクラブ系のジャズ界隈でもこの数年キーワードだったりしますが、「アロマティック」とでも形容したくなるほどムードのあるジャズは、今のアメリカンよりも高い音楽の質をキープしてるかも知れません。DJ小林径のプレイを数ヶ月前に聴きましたが、昔からECMを愛聴してる私にはぴったりくるムードの音世界です。



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 おまけに、blue noteの料理も素晴しく旨かった。コートデュローヌの白ワイン、香草サラダ、むつのポワレ、いかのフリット、デザートにアイス盛り合わせなどなど。この日限定のバカラックの曲名で、Trainchaのアルバムタイトルを名前に冠したカクテルも最高でした。




 終演後trainchaと写真を撮ってちょっと話をした。バンドのギター弾きも不思議なセッティングだったので尋ねてみたらmacのlaptopをエフェクトにしてるらしい。クールなアイディアだ。


 今日はステージ真ん前の席で聴いたのだけど、後方の高い位置にあるソファー席も良いですよ、とホールスタッフの女の子に勧められて終演後ながらく、ソファーでゆっくりくつろいでコーヒーを飲んだ。



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 表に出るともう深夜12時。ブランド路面店の並ぶ通りを歩き、246まで出ると金曜夜のせいか人通りはまだ多い。これが普通だよな。。実際。




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 最高、完璧な一日、、というムードです。







posted by サロドラ at 00:00| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月21日

仮名

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 本日は仮名の講義をしております。
 
 仮名は全て、原形が漢字ですが、実は仮名とは平仮名、片仮名だけではありません。正確には数百種類(千種類近く)の字があります。江戸時代まではそれが普通だったのですね。

 『仮名』とは漢字の楷書体を『真の手』と呼ぶのに対して、草書体をくずした書体の名称として『仮名』と呼んでいました。
 
 すなわち平仮名の形は漢字の草書体です。ですから正しい平仮名の形を書くのには、漢字の草書体をイメージする必要があります。
 
 そういう複雑で典雅な文字世界が、日本では江戸時代くらいまで、およそ1700年くらいは続いてた訳です。


 今こうやって私達が読み書きしている文字、文章形態はたかが100年以内、もっと言うと50年以内のみじか〜い歴史に過ぎません。。


 ところで皆さま、平仮名の原形の漢字、きちんとわかりますかな? 

 日本人としては、一応これくらいは常識として憶えておきませう。


posted by サロドラ at 00:00| 書道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月13日

王羲之


 ここでは初の書道ネタ。

 今週は王羲之の蘭亭叙の臨書をお弟子さん達はしています。
 王羲之の、というよりも歴史的行書作品の代表作ですが、これを厳密にきちんと臨書を重ねたら、自分の字が凄く良くなる、というまるで「魔法の字」です。
 ただポイントをきちんとした人に習う事が重要で、こういった古典を素人的に臨書すると、単なる不出来な癖字に成ることも世の中には多い様です。某日本習字なんかで見られる字は、その最たる例です。これは大きく公言すべきだと思っていますが、私はああいうのは文化的な「犯罪」だと思っています。。
 伝統文化を担ったり継承する人にも、「責任」や「倫理」は絶対に必要な筈です。後世には本当の事を正しく伝えるべきです。それらは我々の千年単位で続いてるかけがえの無いものなのだから。


 さて、王羲之の凄さは、一つ一つの文字深く含む『哲学』を即興できちんと書けているところでなのですが、臨書本は数多くあれど、この辺をきちんとした解説書には、私はまだお目にかかった事がありません。

 なぜ歴代の皇帝達があれを愛し続けてきたのか…、その素晴らしさが一体何処にあるのか…。この辺りをきちんと伝えないときっと一般の間で先の悪い例が蔓延る事になるのでしょう。

 書道というのは音楽で例えるならば、Jazzと同じくらいに一般的理解が浸透しずらい分野かも知れませんが、Jazzと違ってこちらはこの国の数千年以上の伝統を含んでいる分野なのですから、そういう事を簡単になおざりすると人間が狂ってくるのでは無いかな?
 
 昨今の変なニュースを見るたびにその感を強く持ちます。


 書道にせよ、音楽にせよ、結局のところ人間性、それも魂的、霊的な人間性が、最後にはもっとも大切なものだと私は信じます。

posted by サロドラ at 16:07| 書道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月10日

Pat Martino

先月6日に、名古屋でやっと初めて観たPat Martinoの衝撃がいまだに魂の底に響いている私ですが、ふと今日Pat Martinoの奥様のブログを発見して読むと、あの日は奇しくもWes Montgomeryの誕生日だったのですね…。

高校生の頃に初めてWesを、Jazzなんて全く弾けないながら耳で聴いてコピーしてた私ですが、その後にギタースタイルとしてもっとも影響を受けたのがPat Martinoです。

Jazz guitarなどと言うと、一見Rock guitarよりも地味なサウンドなのだけど、saxやpianoには無い、その独特の繊細なダンディズムが、ギターならではだな‥と、最近妙に噛み締めております。

初めて生でPatのあの音を聴いた日が、Wesの誕生日。。

なんかそろそろ真面目にJazz guitar道に入れ、‥と導かれてる様な気持ちすらしてきます。

実際先月のあの日以来、今迄オシゴト的にはあえて避けてきた、ふつ〜にstandardを弾く、という行為に妙に気を惹かれています。。

んんん。。。








posted by サロドラ at 21:20| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月03日

caribbian cafe gourmet


朝起きて最近よく行くcafeでしばし和みました。
本日のおすすめ、とやらのcaribbian cafe gourmetという深みのある味わいのコーヒーとマフィン。
こういうところでぼんやりと音楽を聴いて考えてると
いろいろアイディアが浮んでくる‥。

posted by サロドラ at 00:00| グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする