朝、11時くらいに起きてコーヒーを飲んでから、本日のスケジューリング。まずはwalkin'に行って手続きなどを済ませた。2日後には届く模様。そして秋葉原に行ってPA関連の必要機材を物色。アキバは駅のあたりが奇麗に成ってるね。。
急ぎ足で表参道まで戻って予約しておいたサロンで髪を切った。スタイリストの兄ちゃんもギター弾きらしく、ギターの話でしばし盛り上がる。
一度ホテルに戻ってから、また表参道に戻りCAMPERで靴を購入。表参道店でしか入手できない国内限定9足のブルーの皮靴をゲット。ぼろぼろに成るまで履いたCAMPERをお店に引き取ってもらいました。
この5年間、色々なところへ連れて行ってくれてありがとう。
そして急ぎ足でタクシーで南青山まで移動して東京blue noteへ。
blue noteの近くにはクロムハーツの本店があって、中ではパーティーをしてた模様。クロムハーツ的に怪しげな外人達が大声で騒いでた。
今夜はアムステルダムから来た女性vocalのTrainchaを聴きました。
http://www.trijntje.nl/traincha/
場所が変わってから初めてのblue note。エントランスもなんだか広くてゴージャス。
Trainchaはバカラックとの共作で、往年のバカラックソングをカヴァーしてるのだけど、もう絶品。まるでバカラックの曲はかくあるべきである、とすら感じさせるほど、バカラックのエスプリを表現できている。バンドもヨーロピアンなムードで最高。フリューゲルホルン吹きは特に良かった。
今日の曲目の中でも、色々なバージョンで巷でもよく耳にする「close to you」が素晴らしかったです。この曲を聴いて魂が震えて涙するほどの感動を味わったのはこれが初めてです。バカラックはこう言いたかったのか…、と彼女の歌を聴いてやっと初めて解った様な気がします。。
また、Trainchaの真ん前で聴いてたので、彼女の素晴らしいヴォーカルテクニックを堪能できました。マイキングや、口蓋のつくり方で種々のテクニックを使い分けて、サウンドのモードに合わせて、曲間中でも、表現に合わせたヴォ−カルトーンを細かく使い分けていました。ヴォーカルとしては最上級の巧さです。彼女の素晴らしい音楽センスの裏側には、相当な修練が垣間見れました。
ヨーロッパのリアルジャズ、というのはクラブ系のジャズ界隈でもこの数年キーワードだったりしますが、「アロマティック」とでも形容したくなるほどムードのあるジャズは、今のアメリカンよりも高い音楽の質をキープしてるかも知れません。DJ小林径のプレイを数ヶ月前に聴きましたが、昔からECMを愛聴してる私にはぴったりくるムードの音世界です。
おまけに、blue noteの料理も素晴しく旨かった。コートデュローヌの白ワイン、香草サラダ、むつのポワレ、いかのフリット、デザートにアイス盛り合わせなどなど。この日限定のバカラックの曲名で、Trainchaのアルバムタイトルを名前に冠したカクテルも最高でした。
終演後trainchaと写真を撮ってちょっと話をした。バンドのギター弾きも不思議なセッティングだったので尋ねてみたらmacのlaptopをエフェクトにしてるらしい。クールなアイディアだ。
今日はステージ真ん前の席で聴いたのだけど、後方の高い位置にあるソファー席も良いですよ、とホールスタッフの女の子に勧められて終演後ながらく、ソファーでゆっくりくつろいでコーヒーを飲んだ。
表に出るともう深夜12時。ブランド路面店の並ぶ通りを歩き、246まで出ると金曜夜のせいか人通りはまだ多い。これが普通だよな。。実際。
最高、完璧な一日、、というムードです。