2011年07月23日

表現というもの


 『カンディンスキーと青騎士』展を観た。芸術表現に抽象性を帯び始める最初の頃の変容がとても興味深かった。

 しかし師匠のシュトゥックやレンバッハの肖像画作品が、逆に際立って良く見えたのも事実である。極度にテクニカルなリアリズム表現のそれらに実は既に完成された作者の『内面表現』が存在している。20世紀的抽象表現に何か飽きた(?)のか、最近のリアリズムムーブメントにとても興味を持っているので印象的だった。

 あとカンディンスキーの抽象性に強い影響と示唆を与えたのが、音楽家のシェーベルクだというのもなんだかよく理解できた。シェーベルクのコンサートを描いた『コンサート』という作品は実に素晴らしい。。。

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 当時、最先端抽象表現のシェーベルクの曲を生で聴いたリスナーの心の印象が、この作品を観ると本当によく理解できる。

 それはもしも現代で言うなら、ロンドンのクラブで最先端音響系のライブを聴くような感覚だろうか?そういう心の印象にそっくりである。

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  そしてジュリアンはるばるロンドンから到着。 

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  ディバイザー社から送られたニューギターをさっそく試奏するジュリアン(in 書道教室)

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  『打ち合わせ』と称してさっそく飲み語らう我々(笑)




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 ジュリアンの山口公演でのツアー日程の情報に若干混乱を来してしまいました。関係者の皆様ご迷惑をおかけして誠にすみません(m- -m) ただしくはこちらのweb pageの予定です。http://www.salondorange.com/julijap11.html

 7/25 (mon)cafe de dada pm7:30〜
7/26(tue) boogie house  pm 8:00〜
7/27(wed) big hip pm8:00〜

です。どうぞ皆さんライブに御参戦ください!
 

posted by サロドラ at 12:58| art | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする