今年も皆様のお陰さまで無事仕事を終えました。
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まず "HHR X's mas Live"
こちら本来はmusic society liveに納まる部分に差し込むつもりだったのだけど、単に自分のバンドのライブになってしまったのですが、予想通り少ないオーディエンスながら、やっておいて良かったです。
何故ならこのバンド、このメンバー、でここ山口で演奏する事がもう2度と無いからです。もう一度来年に入って九州の何処かでライブ予定ではありますが、もしかすると、アメリカでライブになったりして…(笑)。
来客くださった皆さまは、2度と観れない凄く貴重なライブをご覧に成りました。
しかし1st setは難曲ぞろいだこと。。。当日リハだけでこれらをしかもguitar trio編成で演奏出来るのはこのメンバーしか居ませんがな…。
set list
1st
Teen town(wether report)
Dream land(michael colombier)
Pools (steps ahead)
mood swing(mike stern)
2nd
stratus (billy cobham)
superstition(stevie wonder)
whippersnapper(wayne krants)
cause we've ended as lovers (stevie wonder)
scatterbrain(jeff beck)
death letter blues(son house)

この日のサロドラ機材
ちなみに譜面台に乗ってるのは、jaco pastoriusが自筆で書いた譜面のコピーです。結構几帳面に書いてあります。
リハ終了後のステージ

そしてチャックさん。来年3月でアメリカに帰国します。貴方が居たからこそこのユニットは存在できた。
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書道会も今年の締めの稽古をしました。
千字文の課題を臨書中のsさん
草書基礎課題を暗書中のyさん
楷書漢詩の臨書中のoさん
小学生は何やら縁起の良い課題(笑)
普段の教室はこんな感じです。
…………で、今年、この教室での最高傑作は!
1年生のkくんのこの真ん中の『年』
普段、私はあまり誉めません。しかし、これは私には物凄く珍しく盛大に誉めちぎりました。
純粋な心で、教わったことを、まったく曲げず、忠実に、そして素直に仕事しています。
あまり良いので、皆の前に立たせて、教室の皆で拍手して誉めちぎったので、まるでkくんは英雄の様でした(笑)。
高学年の子よりも、大人よりも、6才の彼が、その純粋を表現した事に、私の方が深く学びました。
人は、自分のエゴと、欲望と、浅く無知な知恵や知識と、そして常に働く心の妄念が、本来の心の純粋の素直を汚し、その結果、師に教わったたった一本の線を汚します。それは、唯ひいた縦棒一本の線に、その全てが隠しても必ず出ます。結果、只の縦棒一本の素直な線が誰にも書けない。
変転極まりない学校の勉学の知識、無能な大人の無駄口、毎日垂れ流されるtvタレントのその場限りの刹那的暴言とどうでも良い情報、、、、、
これらの全てが、どれだけ人間を汚し、混乱させているのか。
『教育』というものの、根本の問題を6才の彼が何げなく書いた作品に、私は見ました。
12年間、ここでこうして、書と音楽の色々な知識と技術を師として教えて、私が人に教えるべき事は知識でも技術でもなく、その心の純粋だという問題をまるで突き刺された気がしました。
これからの12年の自分の自戒にするつもりです。
今年も1年皆さまに大変お世話になりました。またblogを愛読くださる皆様ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。
来年は更に凄い年にします!