2013年12月27日

finish the work of 2013


 今年も皆様のお陰さまで無事仕事を終えました。

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 まず "HHR X's mas Live" 

 こちら本来はmusic society liveに納まる部分に差し込むつもりだったのだけど、単に自分のバンドのライブになってしまったのですが、予想通り少ないオーディエンスながら、やっておいて良かったです。

 何故ならこのバンド、このメンバー、でここ山口で演奏する事がもう2度と無いからです。もう一度来年に入って九州の何処かでライブ予定ではありますが、もしかすると、アメリカでライブになったりして…(笑)。

 来客くださった皆さまは、2度と観れない凄く貴重なライブをご覧に成りました。

 しかし1st setは難曲ぞろいだこと。。。当日リハだけでこれらをしかもguitar trio編成で演奏出来るのはこのメンバーしか居ませんがな…。
 
 set list
1st
Teen town(wether report)
Dream land(michael colombier)
Pools (steps ahead)
mood swing(mike stern)

 2nd
 stratus (billy cobham)
 superstition(stevie wonder)
 whippersnapper(wayne krants)
 cause we've ended as lovers (stevie wonder)
 scatterbrain(jeff beck)
 death letter blues(son house)

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 この日のサロドラ機材
 ちなみに譜面台に乗ってるのは、jaco pastoriusが自筆で書いた譜面のコピーです。結構几帳面に書いてあります。

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 リハ終了後のステージ

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 そしてチャックさん。来年3月でアメリカに帰国します。貴方が居たからこそこのユニットは存在できた。




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  書道会も今年の締めの稽古をしました。

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 千字文の課題を臨書中のsさん

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 草書基礎課題を暗書中のyさん

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 楷書漢詩の臨書中のoさん

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 小学生は何やら縁起の良い課題(笑)

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 普段の教室はこんな感じです。




 …………で、今年、この教室での最高傑作は!

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 1年生のkくんのこの真ん中の『年』

 普段、私はあまり誉めません。しかし、これは私には物凄く珍しく盛大に誉めちぎりました。

 純粋な心で、教わったことを、まったく曲げず、忠実に、そして素直に仕事しています。

 あまり良いので、皆の前に立たせて、教室の皆で拍手して誉めちぎったので、まるでkくんは英雄の様でした(笑)。






 高学年の子よりも、大人よりも、6才の彼が、その純粋を表現した事に、私の方が深く学びました。

 人は、自分のエゴと、欲望と、浅く無知な知恵や知識と、そして常に働く心の妄念が、本来の心の純粋の素直を汚し、その結果、師に教わったたった一本の線を汚します。それは、唯ひいた縦棒一本の線に、その全てが隠しても必ず出ます。結果、只の縦棒一本の素直な線が誰にも書けない。


 
 変転極まりない学校の勉学の知識、無能な大人の無駄口、毎日垂れ流されるtvタレントのその場限りの刹那的暴言とどうでも良い情報、、、、、

 これらの全てが、どれだけ人間を汚し、混乱させているのか。

 『教育』というものの、根本の問題を6才の彼が何げなく書いた作品に、私は見ました。

 12年間、ここでこうして、書と音楽の色々な知識と技術を師として教えて、私が人に教えるべき事は知識でも技術でもなく、その心の純粋だという問題をまるで突き刺された気がしました。

 これからの12年の自分の自戒にするつもりです。


 今年も1年皆さまに大変お世話になりました。またblogを愛読くださる皆様ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。

 来年は更に凄い年にします!


posted by サロドラ at 03:46| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月18日

2013 LAST LIVE


 『真実の自由ライブ』おかげさまで無事盛況にて終了しました。
  ありがとうございました、ご参加くださった皆さまに感謝です!!!
今回はライブ内容からイベントの在り方の全てが初の実験でした。
 今後の可能性をかなり拡大するモデルケースとなった重要なライブでした。

生でご覧くださった方も、今まで聴いた事の無い種類の不思議なライブミュージックだったと思います。
 
 ustは僕の判断で中止しましたが、動画が思った質に完成したらyoutubeにアップする予定です。
 かな〜り暫くお待ちください(笑)。

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 さらに終了後に独り黙々と?、っつーか癒し和みつつ出来具合をmixするサロドラ。
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 さて、次は年内最後のライブ、HHRです。12/23(mon)18:00open 19:00start@Organ's melody
 こちら個人的に更に大仕事だったりしますが、地元山口では貴重なライブです。
 そして、おそらくこのユニットがミュージシャンとして、音楽技量、音楽経験、音楽見識の全てを含んで山口(いや、西日本と言わせてもらおう!)
 最強のメンバーです。特に本気で音楽をやってる、という方、どうぞご来場ください。最良の「学び」になるものをお見せします。

 http://www.salondorange.com/hhr13.html

 また翌日12/24は定例アンサンブルの特別編として、ChuckさんにBasic drum&rythmの公開講座を予定しています。
 会員メンバー¥2000ですが、非会員の方も¥3000でご参加頂けます。
 http://organs.exblog.jp

 一般予約はメールにてご連絡ください。
 salondoranjumusi@csc.jp
posted by サロドラ at 15:39| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月12日

Revolutionary


いよいよ迫ってきました。


『真実の自由』ライブ SALONDORANJU MUSIC LIVE ★2013 
12/15(SUN)@CAFE DE DADA (湯田温泉駅前)PM17:00open PM18:00start 
http://www.salondorange.com/2013sdmlive.html


 今回のライブは人間にとっての『真実の自由』がテーマのライブです。映像表現とアコースティック楽器による音楽表現的に自由度の高いライブを、オーディションをパスしたmusic society研究生と共にライブ演奏します。

 また、観客の皆さんにも『自由』の価値を促します。その思想によりミュージック・チャージ料金などを一切設定していません。入場に際して、ドリンク代(500円程度)のみがかかります。私達の音楽を鑑賞してから、観客皆様のそれぞれの価値観で心の感動に応じて任意で払いたい額を支払う、という主旨です。もちろんこの音楽の価値を見いだせない方はチャージを支払う必要がありません。その場で体験した我々の音楽の価値を皆様が『自由』にお決めください。 
 
 私達はここから全世界に発信できる、前代未聞の映像と音楽表現によるライブ・パフォーマンス・ショウをします。 
 
 チケット予約等は必要ありませんので、どうぞお気軽にお越しください。 
 
 先着7名の方とゴールド色のフライヤーをお持ちの方のみに、ライブプロモーション用CD-Rをプレゼント予定しています。 
 
 
INFO: SALONDORANJU MUSIC 
salondoranjumusi@csc.jp 
0839280389 
 



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 ジャズ・ギターの巨匠、Jim Hall氏がNYで逝去されました。ジャズ・ギターに於ける最も革新性の強い演奏法の改革者と言える人物でした。

 Mr.Jim,私は貴方を真に理解するのには数年を要しました。しかしその内面に触れた時、柔らかなギターサウンド表面とはまったく裏腹のその強烈さは、どんな激しいスタイルを旨とするロックギターリストなどまるで比較にならない、前衛性、エッジ、モダニズム、先鋭的技巧に満ち溢れている事に驚きました。

 貴方の撒いた種は、ジャズという音楽の意味が、その先鋭性にこそある事を皆が受け継ぎ育て、これからもずっと永遠に華開いていくでしょう。

 その革新を心からありがとう…。


posted by サロドラ at 13:44| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月01日

think different


 私がこちらに帰って来て以降、色々とお世話になったcafe macのM社長が数日くらい前に御亡くなりになられました。

 夏にしたライブ時も私のmac bookが熱でトラブルを起こしてしまい、M社長が駆けつけてくれて自分の私物のlaptopを貸してくださり、そのお陰で貴重なライブ映像を残す事ができました。つい1ヶ月前も、ばったりと温泉の入り口で出会い、お湯の善し悪しを話たりして、好相を崩され満面の笑顔で別れたのが、本当に最後のお別れになってしまいました。

 いつも私のmacに何かあった時は、appleよりもまずM社長のところへ伺い、ご迷惑も顧みず長々、延々お話にふけったものです。

 オーディオの話、アップル製品の話、友人の芸術家の方々の話、、。

 M社長の御交遊関係者は、皆さんその人柄ゆえか感性が高く、その縁で若輩の私も色々な先輩諸氏の面識を得させて頂くきっかけとなったものです。

 中でも、スバル社長のHさん、もう数年前に亡くなられた陶芸家の12世 坂高麗左衛門先生などと席を設けてくださり、朝まで杯を交わし歓談した夜は忘れられません。

 日本の物創りに一石を投じておられる先輩方の若い頃の話など、特に面白く拝聴したものです。

 M社長にせよ、坂先生にせよ、そしてジョブスにせよ、感性と直感で勝負して生きておられた逸材の方の死は、非常に悔しい事にとても早すぎる。

 ご冥福を心から祈ります。



 私ごとながら、今年初頭からここにも書いてる通り、私も強いストレスで突然に病気になってしまい、以来いつ起こるか解らない目眩と発作で呼吸困難になるなど、正直、生きた心地がしない毎日なのですが、志を同じくする氏の訃報に触れ、ひどい哀しみの底で、絶対に生き抜いてやろうと誓いました。

 M社長もおそらく大好きだったであろう、こんな価値観通りの事を、自分は絶対に生き抜いて必ずやり遂げます。







posted by サロドラ at 20:54| 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする