2017年12月25日

Music as communication 〜salon d'Orange music society 2017 Seminar&Live〜

 
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Music as communication 〜salon d'Orange music society 2017 Seminar&Live〜



 さて、今年は恒例化している年末ライブはどうみても微妙過ぎて、どうなるんだろうか? おれ自身よくわからん…と、流れに漂うように身を任せていたら、こうなった、という態のイベント。


 私自身としては、むしろ1年溜め込んだフォースがどうも沸々と湧いて出始めている頃でもあり、楽しんでやりました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。


 今回のポスター 星の戦争ep2というコンセプトなり。

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 機材を黙々とセッティング。

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 誰かのお口の中へと旅立つのを待っている今年の私の"音楽"であるチョコ達

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 セミナー開始


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 修行するパダワン達


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 終了撤収してから、近年いつも参加できなかったミサへ。ここへ向かう足取りに感慨、沸きあがる思いが深い。見上げると雨はあがり、星空が。さっきはアフリカの原始の音について講じていたのだけど、ギリシャ発のグレゴリオ聖歌やパイプオルガンの響きを生で聴いた。とてもいい。

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 真実の愛のチョコと共に私の聖体拝領。これが自分のスタイル。祝福は己の内側からやってくればそれでいい。外部からやってくる来るものに、信も、真も、無い。

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 実に正しき聖夜なり。


 Sさん、Oさんプレゼントありがとう。ブラジルではクリスマスはこのガラナとイタリア産のパネトーネのセットが習慣だそうな。

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posted by サロドラ at 07:07| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月23日


 さて、今年はお茶を飲んでは何もしない、という至上命題の年、その替わりに至高のチョコ創りに魂を賭けた年でしたが、、今年もあと数日に迫り、この2つの命題の合体型が、なにかクリスマスも近いせいなのか、そこら中を飛び交う天使にゆ〜らゆらと導かれるままに漂着してみると……


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 日本が誇る霊峰富士。

 その富士山麓にて採取された生ハーブのお茶が私の目の前に……


 ふぉ。。




 




























 世界最高。

 いや、人類史上最高。



 チョコプログラムのスピンオフ、との位置づけで、クリスマスの特別ヴァージョンのチョコがもう完成に導かれてるのだけど、このチョコにはやはりハーブ、それも生の薬草こそがベストである。

 チョコは薬なり。ハーブも薬なり。

 その最高の合体型でできたチョコに、更に最高のお茶も取り合わせ……。




 うひょひょひょ。





 私のフォースは上がりまくってきた。


 フォース上昇気流に乗ったまま、STAR WARS ep8を鑑賞。
 

 正直、ep7が往年のコアファンとしては微妙過ぎて、心配で夜も眠れないほどだったのだが、全ては私の杞憂であった。ディズニーよ、あなたを舐めててごめんなさい。よくぞ創って頂きました。


 もう、これはもう制作者一同が、おそらく往年の大ファンの業界人でスタッフを固めたとしか思えぬ、秀逸なオマージュ、特に初代ep4〜6への愛に満ちており、配役、シーン、の細かい随所に泣かせどころが、満載でありました。

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 特に私の微妙なツボを刺激してきたのは、女優ローラ・ダーンの登場。これはマニアにしか解らぬネタだろうけど、ep4が異例の大ヒットから続く初期サーガの完結ep6は、実は私も大ファンのD.Lynch監督が振る筈だったのですが、結局彼はそれをせずにやはり”ある種のフォース”が主題となる『砂の惑星』を撮影し、しかも大コケして、その後、ローラ・ダーンも主演する名作ブルーベルベッドを世に放ちます。

 キャリー・フィッシャーと共に、ある意味それ以上にその時代の感慨を想起させるローラ・ダーンの登場は、往年のファン、おそらく製作陣も、なにか暗喩的に心に響きまくるものがある。

 この人はep7の厄払いで出てきたのだろうか?と思わせるほどでした。

 しかも見事なベテランの味、演技。名脇役ぶり。撮影後に逝去したキャリーに寄り添うシーンは、最後のジェダイというタイトルに相応しい、何か泣かせるものが強くある。


 意外(?)な登場の仕方をするヨーダも、ここぞ、というシーン、セリフで決めてくれた。ヨーダはこうあらねばならぬ。ep1〜3ではなく、ep4〜6のヨーダはこの風情だった。


 
 こうしたシーンに、世界中のファンも皆、自分の人生の色々な出来事を重ねた、と思う。
 


 私は既に人類史上最高に到達してしまっている自作のチョコを頬張りながら、感涙してこれを観た。
 
  
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 さて、そのチョコであるが、シーズン3に成って以降、このチョコはチョコを超えてしまい、『食べて美味しいチョコ』ではなく、私の初期の望み通り『響きを聴いて魂を震わせるチョコ』に変貌してしまっている。


 このチョコを食べる、という行為がもう一つの瞑想、とも言える体験に成るほどで、『チョコ・ヨガ』とでも言いたくなるレベル。

 これは食べるチョコではなくて、響きを聴くチョコなり。


 いよいよ神の食べ物へと変貌してしまった、という場所に。



 で、さらに今回はクリスマスに因んだ、真実の愛のチョコ特別ヴァージョンを。

 salon d'Orangeなので、オレンジの香りがするチョコが出来上がっています。オレンジはヨーロッパの伝統では厄払いの効果を持っていますしね。


 これをイベントに参加された皆様全員にクリスマス・プレゼント。これはクリスマスにこそ真に相応しい。舌先に乗せたが最後、真実の愛‥つまりは内なる神が自分の魂に発動し、震える様な感動と共に沸き出す、という体験をする為の魔法のチョコだから…

 
 こちらも実はおそらく『8』が隠されたテーマとなっている、やはり"STAR WARS"なのである。


 


 私の特別な修練、修行を完成させつつあるのだ。これは、明確に音楽、芸術の修練であった。誰にも解らないだろうけれど……


 
 クリスマスの聖夜に、私はチョコで最高の音楽を”演奏”をしてみせましょう。


 だって、その響きを奏でた人は、まだ世界で誰もいない、でしょう…?



 
 


posted by サロドラ at 00:00| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月09日

光と影と宇宙


 この十数年ずっと思っていること。このおよそ1年の間、墨と筆の技術に関して、教えることでもメインテーマとしている、自然光による陰影の美。

 日本的な建築様式の空間の中の、有機的な光でだけ現れる、その真の姿、について。

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 こちら学校の教室。ブラインドをおろし、電気を消して、薄暗がりにして、書作品を鑑賞してもらいました。光と影、遠近や立体性、そして、陰と陽という哲学が、どう平面の美術に完成してゆくか。その完成が、鑑賞者に何を観せるのか。


こう貼るが…..このほの暗い雰囲気は写真では出ぬ、ね。。。

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 更にもっとわかりやすく、真の日本の美が姿を現すその瞬間、その光の環境で、10代の日本女性のみんなの顔や姿を、お互いに眺め合って鑑賞してもらいました。それが、どれほど美しいか、を...。


 本当の人間の美しさ、まるで心の深い内面まで映し出すような、微妙な表情の揺らぎや、輪郭、その陰翳からくる美しさ。



 これは日本人女性でないと、こうはならない。西洋人や他のアジア人でもならない。しかもそれは思うに10代後半の日本女性だけが、この特権中の特権を持ち得る。


 日本文化、日本美術が、この1000年、最高の技術の粋を磨き上げてきた、その環境下、その年月の日々、女性の平均寿命は20代後半くらいでした。そういう切実な理由からこの事実はやって来ている、と思います。



 ごく普通に女子高生が明るく眩しく輝いてる、という現代の在り方としても、美しい、と言えるけれど、この状況下で顕れる美は、単なる平板なそれとは全く、その意味、その姿、が違っている。

 この方法だと、どんな体型の、どんな顔つきの、どんな日本人女性でも、現代人の誰もが忘れて知らない、本当の美しさが、ふっ、と遠くから姿を顕わします。

 その事実を鑑賞してもらいました。



 現代の様式は西洋の環境下の模倣の洗練、と言えるけれど、それはたった100年。

 こちらは1000年以上かけて磨き上げた文明が産む美学。その含蓄、深み、重みが違う。それはまるで内面の美と、外面の美が、不思議にお互いが手を結ぶ瞬間の様だ…。



 そして、この美しさは、写真にも動画にも、決して写せない、という残酷も、実際に撮影して体験して頂きました(笑)。

 みんながインスタや、ツイッターで普段楽しんでいる、単に高彩度で綺麗な画面を、この美は遥かに超えており、この美しさはただスマホのボタンを押すだけでは、写真にも動画にも絶対に出来ない、ということを。


 何しろ、『この不可能の場所』から、とっ〜ても楽しくて素晴らしい、真の芸術の作業が始まるのだから。


 この出発点にまず立って欲しい。この場所に立つのに時間をかけてはいけない。それこそが真の教養だと思う。


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 こちらはお教室の小学生達。

 もう黄昏ときで、薄暗く、お互いの顔は、はっきりとは見えない。『誰そ彼』とき、そのもの。

  キャンドルで作品をかざし、敢えて、『音』と『言』という漢字の表意文字の深い意味合いと、なぜ、この場ではわざわざ墨を水から擦って書くのか、その技法の意味、作品の鑑賞方法を皆の書いた作品で詳しく解説。

 小学生には少し難しい話だったと思うけど、いつか大人に成ったときに、思い出してくれたら、それでいい。きっと、僕の言葉も、風景も、忘れずに憶えているから…。

 そういう魔法をサロドラ・ポッターはみんなにかけておいたぞ(笑)。


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 で、たまたまこの日yちゃんのバースデーで、ひと足早いクリスマス・フォース大会を。モロゾフ・プリン・チョコ争奪Star wars決戦! 漲るフォースでm花ちゃんの優勝。 




 古の日本人が発見した、この美しさの本当の正体は、宇宙の闇から、ここまで到達した生命の歴史、魂の経緯、の美しさだ。これは、きちんと伝えておかなければならない。そして、これから先、ずっと忘れないで伝え続けて欲しい。何千年も、何万年も。人間がずっと生きている限り…。




 ちょうど美術館でも国宝級仏像や、雪舟の水墨が観れて鑑賞。でもこれね、その環境でこの本当の凄さを直接観るのは無理です。頭の中で推し量りながら鑑賞せねばならない、という…。水墨画に白熱光ビカッ〜っと当てるなよ、おい…。ぐるぐる歩き回って、私はとっても複雑な気分でお茶しましたよ。これじゃ雪舟が筆先で成し遂げた一番大事な技術は消えてしまうのだもの…。。


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 さて、こちらは音楽と言語、その一体性についての特別なクリスマス・イベントです。
 http://bit.ly/2iEJw3S
 音楽に特化せずに、どうぞ幅広く色々な方に体験して頂きたいですね。

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 未来を創造するのは同じ長さの、過去をはかれば良い。

 その叡智は、時の永さ分の強いバネとなって、未来への道順と私達の行く先に光を照らしてくれるのです。



posted by サロドラ at 02:27| 書道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする