2021年07月23日

ラ・フェト・コモンス・ライブ#2 クリアー




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7/24記事変更。

あぁ世阿弥の花の理(ことわり)を欠いた記事を書いちまった…。今回の仕事にはワタシは非常に誇りを持っている。…が、故に…






秘すれば花







 
秘せずば花なるべからず
 
………以上



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 今回、隠れた主題は『破』。まさに『破』の中の『破』が強烈に目の前に来た


 こういう瞬間は音楽家冥利に尽きます。


 そういう訳で、お世話になった関係者の皆様、出演者の皆様には、感謝のかぎりです。

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 次回、11月23日、最終回、『離』をどうぞお楽しみに!!!


 前代未聞の最高の芸術の完成品を見せます。

posted by サロドラ at 09:09| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月15日

罪と罰

 

 なんかもう世間サマでは五輪の話題一色な訳ですが、まぁ、ワタシ、スポーツのスの字も己の人生の辞書に存在しないオトコでありまして…(つまりそもそも本質的に興味が無い)。。


 あの古代ギリシアの美学、となるとそれはかなり興味をそそられる話題ですが、そういう美学を現代に蘇らせる、などというのは突然、一神教の世界に多神教を再現するあのワーグナー的な、いや、もっと言うとナチス的な祝祭なのであって、そもそもそこから疑いを持つべきではないか?…と、思っています。



 世界ではコロナの変異株が種々生成過程にある様ですが、東京五輪株の出現も愈々目の前に迫っている感がありますね。。


 そういう変異種が出来たら、命名をIOC株、だとかバッハ株、などと名付けるのもどうにもオツと言えるでしょう。


 何しろ、世界中から変異株をお持ち込みになっておられる様で、その掛け合わせの出現となると、こりゃ疫学的な大実験に等しい。


 おまけに一体何を考えてるのかさっぱりわからんのだが、コンドームを選手に配るなどと言う、もしや、どうぞ濃厚接触♥をどんどんしてください、というメッセージを暗に発しているのでは無いかしら?などと勘ぐりたくなる変な事象も散見せられる。


***


 一般論として、人が殺人事件を起こしおよそ3人くらい殺したら、まぁ死刑である。


 しかし、このコロナ禍に於ける五輪は、3人では済まない死者を確実に出すのであって、これは法解釈によっては殺人罪を完全に適用できるのではないか?


 ワタシは、その成り行きに非常に興味を持っている。


 個人が個人をたった数人殺したら死刑なのに、意味不明な団体が、無関係の人を何十人か、何百人か、殺しても何の罪に問われないのだとしたら、法はまともに機能などしていない。


 更に、そもそも、既に390万人を超える死者を出したのは、つまりこの膨大な殺害者は明確に中国共産党である。


 コロナ以前に近代史上、彼等が何百万人という人間を共産主義などという幼稚な世界観の為にどれほど殺害を犯して来たのか、白日の元に晒す必要がある。


 国際法がもしも本当に機能しているなら(非常に疑わしいが…)、損害賠償と、罪と罰を確実にあの集団に与えなければならない。


 世界の法曹関係者の方々、あんたら、膨大な大仕事がそこに待ってるぞ。

 そして、コロナの被害にあった地球上の全ての人達よ、訴えるべき敵は、確実に存在している。

 戦後処理と同じ様に国際法廷を機能させよ。戦犯を全員、法廷に上がらせよ。


 絶対に有耶無耶にさせてはならない。


 これらによって日本という国の勝機、最良の世界のバランスが再び訪れるのだから。これ以外に、壊滅的な経済対策の有効な方法は、たぶん、無い。
 
***

 文学、でいうなら、今この世界は、歴史上滅多に無いほどのまるでお宝の山、ですけどね…。

 この宝の山は、凄い作品を生む。

 ワタシの触角によると水面下で今、どんどん生まれている。


 ドストなんちゃらなど、まるで比較の対象にすら成らない様な。。

 文学を志す皆さんは、これを理解してますかな?








































 …と、ドスト氏が呟いてる声がワタシには聴こえる。
 
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posted by サロドラ at 09:09| 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月01日

ラ・フェト・コモンス・ライブ#1 クリアー




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 さて第一回目のパーティーの始まりライブが皆様のおかげ様で無事終了しました。お世話にになった皆様、ご来場くださった皆様に深く感謝いたします。


 今回三回で音楽、詩、芸術表現が完成するコンセプトですが、第一回目の隠された主題は『守』。


 私達はそれぞれ定型の表現スタイルを何十年か経験してるのですが、今回は経験値から来る"型"を主には主題にしています。しかし、それはあくまで保守の"逆向きの型"。

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 まずはsaxの花田さんの独奏。saxの無伴奏独奏は、ジャズなどのスタイルの音楽では特にあまり無いスタイルですが、今回はワタシの無理なリクエストに特別に答えて頂きました。

 
 伴奏がある時とは音色すらも違うものが要求される、これはプレーヤーにとって素っ裸にされる恐ろしさがあるのをワタシ自身も重々承知してます。


 また、和音の縛り、リズムの縛りが無い分、またそれらによる"説明性"が無い分、非常に抽象性が高い音楽に聴こえる。これこそワタシの狙いでした。


 またぜひ挑戦して頂きたい。(御本人は結構たまったもんじゃない、でしょうが…)


 管楽器に於ける音楽表現の未来の形の萌芽がここにある、とワタシは睨んでおります。


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 そして桑原さんによる、詩のパフォーマンス。裏の楽屋で花田さんと二人で聴いてましたが、「凄いね、彼」と花田さんがこっそりワタシに耳打されて、ワタシも無言で同意して聴き入ってました。


 山口に来られて、たびたびオープンマイクの折などに、短い詩の朗読などはされているのですが、ガチの長尺パフォーマンスの独演は、ここ山口では初お披露目でした。


 桑原さんの表現者としての"真価"、それに山口の詩、文学界隈の皆さまがガッツリと触れる機会を演出できた事を、ワタシとしては非常に嬉しく思っています。


 ワタシは、あれこそが詩の本来の在り方、文字文化が生まれる以前の、古代から連綿とある詩というものの力、が最大限表出されている、と考えます。



 ワタシは書の世界、文字の側から普段言葉に触れる者として、また言葉、それも現代日本語というものを「ほとんど信じていない音楽」という見地の場所にいる者として、その間隙を見事に埋める"詩"の世界を見せて頂いた、言葉の本質を見せて頂けた、と思っています。


 昔、ギリシア時代に文字文化が生まれる瞬間に、ソクラテスが危惧した事、それはそのまま言葉の歴史となり、さらにそれは文学の歴史となったのですが、何か言語というものの重要な片面が失われたまま、(文字と紙の発明によって)言語が扱われてしまう世界を私達は2000年近く生きている。


 しかし、現在、テクノロジーが進化し必ずしも、紙や文字を記録媒体にせずとも、本来、何千年か、何万年か、やってきた言葉の営為、その力の発現は、やはり発音された音にこそある。


 さらにそれは、音楽と同じく、生の発音のVibeでこそ、その力を最大限発揮する。


 これこそ、唯の古代への先祖帰りではなく、未来の詩の形を示唆しているのではないか?

 聴き入りながら、その意をワタシは個人的に強く感じたものです。


 あの煩雑な大和言葉による仮名の表現形態が本当にしたかったことは、発音そのものの表現であり、そこに美しさも、ジレンマもある。

 今は、その美しさをそのまま表現し、ジレンマを全て解放して表現可能ではないのか?


 これは文字が専門の書家として思うこと、そのものであり、言葉なるものを超える作業をしている音楽家として思うこと、そのものです。


 奇しくも、というべきか、桑原さんの胸には大和言葉で、平仮名で"こころ"と刻まれているのは何か象徴的にも見えます。


 やはり、ここにこそ詩の未来の形がある、とワタシは睨んでいます。



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 さて、ワタシ、この数年ライブなどをせず深め続けてきたことを今回初めて投入する作業でした。

 今回、初めてワタシの生演奏に触れた方も多かったことでしょうが、これはワタシ自身の最新型であって、本来ワタシがやってきた事、経験し慣れている事では全くありません。

 花田さんと桑原さんにお願いした事と同じく、自らも自分を完全に脱ぎ捨てる挑戦を種々課しました。


SALONDORANJU 2021.6.27 set list

 死の手紙のBlues(by sonhouse)
    〜コロナで亡くなられた全ての方、御家族の皆様への追悼の祈りを心より込めて〜
 Porealinda linon("Liu" creation)
 美しい鳥籠の静寂 2021
 禁じられた色彩
 Over the 26000.135th century(La fete commence)




 
 さて、これが我々の決して守りに入らない挑戦的な『守』でしたが、

 第二回目は、これらを更に叩き壊します。


 次回、7/18(sun)の『破』をお楽しみに。




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