令和伍年 新暦 祝月 元旦
新春 明けましておめでとうございます
今年も”サロドラな日常”をどうぞよろしくお願いします

年頭にあたり、今年1年を十二支の深遠な哲学、漢字学から記します。
このブログではもうお馴染みの話題ですが、ワタシ自身、毎年の研鑽を重ね、その見え方、考え方が年々進化、変化しています。
こうした情報が混迷の世に光を照らす指針となり、叡智となれば、とても嬉しく思います。
『卯』という漢字は、もちろん動物のウサギさんとは何の関係もなく、喩えるとクリスマスのサンタさんと同じで、子供たちが難解な神学や哲学、民族の歴史を紡ぐ風習を理解し、覚えやすく身につけさせるためのもので、本来の十二支の哲学は、主には植物を題材に、生命の生成、発展、横溢、そして実り、最後には朽ち果てる、、という生命循環の姿を描き、それを大きな時間に暗喩したものです。
元号などがまだ無い時代から、そうした生命の大きな円環を十二支に充て、その流れに沿って人々は時間を生きていました。
ワタシは音楽をしている時、それが時間に依存する芸術であることをいつも痛感するのですが、時間そのものを神格化した神々が東洋には古来から存在します。そしてそれは音楽とも深い関係性を持っています。
また書道の作品では、著者サインである落款に、通常この十二支で筆記時間を記します。
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さて、今年の『卯』
『子』は右手を挙げ生まれた神聖な王子の姿によって暗喩された、新しい生命の誕生の年。
そして『丑』はその右手によって、その新しく生まれた何事かを掴む年。
そして『寅』はその新しい何事かを今度は両手で支え、調整していく、、という流れの次の漢字で、白川学説によれば、『卯』は神事で祭祀に供儀として供える肉片を二つに切り取る象形で、卯の下に、古代の貨幣である貝をつけた字が『貿』です。
ネット上で種々の説があがっているのを見かけますが、卯=う、というのは訓読みで、本来の音読み(漢語読み)は"ボウ"の発音であることから、この説の信憑性は高いと思われます。
コロナ発生、世界感染拡大の年がちょうど『子』で、私達の世界の価値観はまるで一変しました。
そして、一昨年、昨年、とそれは続きながら、変化した価値観によって、まったく新しい技術が生まれ、それが『丑』『寅』の二年の間に水面化で非常な進化をしているのが世界各所、各分野で見られます。
その意味から、今年は、新しく生まれた潮流が水面下にて世界中でいよいよ調整され、今年は世界的に凄いスピードで変化した姿が目に見える形で、表面に現れ、世界中で交換、交流される年となります。
特に今年は、電気関係、つまりはIT、コンピューター関連やテクノロジー、さらにはエネルギー関連、などで大きな進化を遂げたものが水面に姿を現すことでしょう。
例えば今、皆さんがここを眺めているスマホや、パソコンは、現時点で今やもう既に『オールドコンピューター』であり、次世代はもの凄いスピードの演算ができるテクノロジーが、一般化し始める兆しが、より目に見える姿に変わります。
また、貿の字の通り、世界各国の交流、貿易、など価値や物の交換、などが進み、コロナで疲弊したかの様に見える世界経済、文化的営みは、まるで一変した姿で、繁栄への道筋、光がさしていきます。
また、今年は音楽の年でもあります。
それは特に、ハイテクノロジーを使用した音楽の進化が顕著となる事でしょう。
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と、いう訳で、今年は、ここまで一般的には目に見えない地下深くで溜め込んだ新しい価値観と世界観が、非常にわかりやすい形で、世に出現します。
今年は、個人個人が、強力なスピード感覚を持って、動きまわることで、どんどん運気が上がります。
今年はじっとしたり、休んだりする年ではありません。
また新しい価値、潮流に積極的に乗っていくことで、自分のポジションを上げていくことができます。
昨年まで地道な精進をして人知れず地道に土台を創ってきた人は、今度は一転して、それを社会化させ、全世界と交流し、交換していく時です。
また、投機関連、事業などをしている方は、ぜひ積極性を持って投資すべきであり、企業関連は海外への貿易拡大に力を注ぐことで、大きな収穫を得ることができます。
今年は、とにかくスピードが命で、動いてチャンスをものにしましょう!!!!!
皆さんと私達の日本、そして世界全体の繁栄と、躍進を心よりお祈り申し上げます。
癸卯 元旦 西村始主以 ★ SALONDORANJU ☆