私は長らくフルータリアンを標榜するゆるいラクトベジタリアン。
そんな生態を送っているのですが、旧暦新年を迎えるにあたり、何か正月らしいものでも、と、極近所の新しく出来たなかなかお洒落な町割烹へ。
勧められるままに、季節限定生絞り酒の杯を重ねながら年越しそばを食べたり…。
…は、いいのだけど、帰って寝てたらふと目が覚めて、異様に気分が悪い。何か死の匂いが身辺に漂う。
まるで若い頃、牡蠣にあたって死にそうなった感じと似ている感覚が全身を襲う。
で、げえげえ嘔吐して、バッタリ死んだ様に眠った。12、3時間は寝た。
目が覚めたら、一応少し回復の兆しがある。
そもそもこの季節、外をただ歩くだけで、フラフラで、心臓発作やら眩暈やらで生きた心地もせず、数週間前にも2、3回は道で行き倒れた私である。
そんな体調不良に重なっての食あたりはかなり、きつい。
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もはや、魚を焼く匂い、がどこか遠くでするだけで気分が悪くなり、フルータリアン生活の本道へと軌道修正せざるを得ぬ、という過酷な状況に…
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普段、フルーツはそのまま丸齧りで食べるのが好きで、基本何もしない。
ただシャクシャクと齧るだけ。その原始性こそが美味。
しかしネット上で全国のフルーツパーラーの画像をしげしげ眺めていると、どうも飾り付けの妙、とでも言える装飾に興味を持ち、よし飾ってみよう、と思い立つ。

さっそく買い込むわ、買い込むわ。
幸いにして、市場の苺などの価格は採れ高のせいか下がっている。
まずは1品。

なんか凡庸、という美がない。
幾度か試作して、少しづつ、、


こりゃ意外とむずかし。
飾り付け、はともかく、食べてみて気づいたのは、カットして色々混ぜて食べる美味しさ。
単品丸齧りより、なぜかとても美味しい。


奥深いのぅ。