結局生で観そびれてしまいました…。最近非常に質の高い人の訃報が多いですけどとても残念です…。
私のフェイバリッドでもあるCaetanoも出演している『Talk to her』という映画の冒頭に、Pinaの代表作の舞踏劇が映画全体の象徴かの様に登場するのだけど、個人的に近年の「概念のひけらかし」の様なアートシーンに心底うんざりしている時分でもあって、鑑賞した当時とても新鮮でした。

アートって、『概念』なんぞでは絶対に無い。
例えば、目には見えない人間の魂なるものが『概念』でしょうか?
そういうテーゼをぶつけてくるアートは、表現ジャンルを問わず私は全般的に好きです。
こういうテーマは当然、重くもなるし、観る側もパワーがいるのだけど、軽い、軽快なものの嘘、偽善に嫌気がさすと、やっぱり惹かれてしまいますね。
けれど、『魂』って言葉を正面から使うと、ニューエイジに有りがちな、ほとんど唯の肉感ですらある杜撰な魂論に成りがちだったり、矢鱈にうさん臭いものに成りがちです…。
『どこの○× ニホンの魂を歌う』…とかね(笑)
まっ、しかし、至高のアートと呼べるものには、やはり人間存在の重さが自然と滲み出ているもので、言葉では言わずとも、そういう尊厳が全ての表現には漂って欲しいものです。



