2009年07月05日

Pina Bausch


 結局生で観そびれてしまいました…。最近非常に質の高い人の訃報が多いですけどとても残念です…。


 私のフェイバリッドでもあるCaetanoも出演している『Talk to her』という映画の冒頭に、Pinaの代表作の舞踏劇が映画全体の象徴かの様に登場するのだけど、個人的に近年の「概念のひけらかし」の様なアートシーンに心底うんざりしている時分でもあって、鑑賞した当時とても新鮮でした。

ta.jpg

 アートって、『概念』なんぞでは絶対に無い。

 例えば、目には見えない人間の魂なるものが『概念』でしょうか?

 そういうテーゼをぶつけてくるアートは、表現ジャンルを問わず私は全般的に好きです。

 こういうテーマは当然、重くもなるし、観る側もパワーがいるのだけど、軽い、軽快なものの嘘、偽善に嫌気がさすと、やっぱり惹かれてしまいますね。

 けれど、『魂』って言葉を正面から使うと、ニューエイジに有りがちな、ほとんど唯の肉感ですらある杜撰な魂論に成りがちだったり、矢鱈にうさん臭いものに成りがちです…。

 『どこの○× ニホンの魂を歌う』…とかね(笑)

 まっ、しかし、至高のアートと呼べるものには、やはり人間存在の重さが自然と滲み出ているもので、言葉では言わずとも、そういう尊厳が全ての表現には漂って欲しいものです。


tak.jpg
posted by サロドラ at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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