2013年11月11日

映画『Steve Jobs』


http://jobs.gaga.ne.jp

公開を待ちわびていました。
何しろ、私の最近の読書の中で結局リピート率が高く、もう興奮して何度読み返したか解らない程面白かったのは、ジョブスの自伝でした。その周辺関連のもの(昔の廃版本も含む)もほとんど通読し、その人生の全貌がおよそイメージできるのだけど、しかしどれを読んでも、やはり感動と元気が、まるで泉の様に自然に湧いてきます。


つまらない冷たいコンピューターを面白いコンピューターに変えた張本人、そして個人が個人の力を持つ世界に具体性を持たせた張本人、モバイルデバイスのあり方を変えた張本人、音楽制作、音楽産業の構造そのものを変えた張本人、、、こんな色々な張本人を結局、独りの感受性だけで実際にやってのけた、なんて未だに信じられない。


…その恩恵の基にできあがった素晴らしい作品がどれだけ世界中に沢山あるだろう?

 また例えば、個人が全く個的に制作し、こんな風に自分の心を直接、世界中の人に伝える事ができる世界。



 こんなことが成り立ち得るのは、直感的なグラフィカルユーザーインターフェース、タッチパネル・モバイルデバイスの世界的普及に全て依っている訳で、流行のsnsも「携帯電話」のままだったら今の姿には成っていない。

 
 その様な人物の感性の根源に、ある1冊のインドの本があるのも、何よりも共感します。

 これはこの映画では、おそらくほとんど描かれないシーンではないかな?と思うのだけど(また観てないのでわからん)。

 こういう部分こそ、彼をゲイツや、孫正義氏など、単なるテクノロジーギークや実業家と決定的に分け隔てる重要な核だと私は観ています。


 本、やっぱり読まないとね、駄目だと思いますよ。皆さん。

 人類を変貌させる程の強烈な哲学が生まれるのは、やはり偉大な本と、その実体験からだけです。

 
 さて、映像作品の出来映えを観にゆくか。わくわくだわい。



 ジョブスという人間の本質が一番生々しく伝わるのはこの映像。




  抜粋翻訳(意訳) 


 「病気の者(アホ社長)はアイディアを出せば作業の9割は完成だと考える。そして他人に考えを伝えれば勝手にそれを創ってくれると思っている。しかし製品化の過程でアイディアは変化し、成長する。その過程では5000の事を己の脳で考えることになる。そういう概念、思考、新たな問題、錯誤の過程で真に欲しい理想形を生み出す。その過程こそが奇蹟を呼び込む。」



 「今後コンピューターは単なる計算機ではなく、コミュニケーションデバイスに変容する。ネットとウェブは未来の社会に多大な影響を及ぼすだろうね。現在、通信販売のシェアはアメリカの2割程度だけど、ウェブに移行し何百億の規模になる。世界一小さな会社も、ウェブ上で大企業になり得る。今から10年先の未来から現在を振り返ると、ウェブの黎明期が刻まれてるのを見る事になる。コンピューターに新しい生命が吹き込まれ、凄い事になる。」



「子供の頃、動物の移動効率を記録した記事を読んだ。1kの消費カロリーを計測したの数値で、1位はコンドルで、動物達の中で人は下から1/3くらい。しかし自転車に乗った人を計測すると、コンドルを蹴飛ばして、ダントツの1位だった。人間はツール(道具)を創ることによって、その能力を劇的な増幅をさせる。人類史上、コンピューターは最高のツールだ。その創世記に、絶好の場所、シリコンバレーに生まれ本当に幸運だ。」




「人類が生み出した最良のもに触れて、自分の成す事に取り入れ、盗む。我々、最良のコンピュータ・テクニシャンが優れていたのは、音楽家、詩、芸術、生物学、歴史学、の世界最高の知識を持っていたことだ。それをmacにつぎ込んだ。別分野で触れた最高の先端芸術とともに。視野が狭いとそんな事はできないだろう。」



「私が共に仕事をした最高の人々は、コンピューターを創ることを目的にはしていない。それは道具の為の道具でなく、本当に他の人と共有したい感情を伝えるためだ。昔の時代なら別の方法をとっていただろう。何か言いたい事をこの機械を使って言えるだろう、と気がついたんだ。」






posted by サロドラ at 22:49| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする