…で、J Beckで申を〆、酉明けて目覚める。

すると、またpコリに導かれて、やけにマニアックなお店へ。

…これは…文房具屋さんという概念では、なにか無いお店。敢えて言うと手書きの世界観、およびアナログ文字な世界観、‥の店。

ちょうど、私はEメールもしない、lineなんてもってのほか状態、という時代の趨勢の真っ逆さまに突き進んでいるところでもあり、しかも、手書きのインク、筆記用具について実験も重ねていたところ、丁度ほとんど私の世界観と通じる感じのやけにお洒落な店に、どうやら漂着したらしい…。
ここもオーナーさんがとても魅力的なセンスのある人物である。
まったくこの都市(博多)は、良いことずくめの場所だわ…。。

勧められて、色々と試し書くサロドラ。

実はガラスペンは前から着目していましたが、これは今まで試したものの中ではかなりな秀逸さでしたね。見た目もお洒落ですしね。
で、インクもドイツ製のクラフトワークのこだわりインクで、一々作曲家の名前が冠せられているという…(笑)。とりあえず、ベートーベン、チャイコフスキーなどを試してみる。
色合いが微妙にそれぞれ違い、かなりな色バリエーションがあります。
ふむ。
自分の課題は"オーガニック"なのですけど、インクの薬品性を脱する為に、手擦りの墨でのペン字をこのところ少々研究実験を重ねていましたが、ペンの方の相性が中々難しいもので、また紙とのマッチングも重要です。
要は、ペン、インク、紙の、3つのバランスが重なって、やっと完全な風合いが生み出せるという事です。
もちろん、それを使用する、指先の技術が、何よりも遥かに大切です(対数比でもしも言うなら、指9:道具1 J Beckと同じw)。
でも、そんなに技術がどうこうでなくても、オーガニックで心の籠った、独特の感じには確実に成るので皆様にお薦めです。
少なくとも、PCやスマホの前で神経症の様な文面を書くより、遥か〜〜〜〜に、優雅な、優しい言葉がきっと、綴れますよ。
ふと思ったことだけど、最近の小説、私は全然読む気が起らないのですけど、原因は、パソコンで、漢字変換を安易に使用して書いてるからではないかな?と思います。例えば村上春樹氏の作品も、村上龍氏の作品も、原稿にペンで書いてた時代の作品の方が、明らかに文体が良いのです。
言葉を真剣に扱う人は、ここは一考の余地があるのではないでしょうか?
僕らも作詞などをするのは、スマホやpcではなく、ノートに書く方が良いのかも知れない。。
と、すると、実は紙に書く意味って、見た目の物質的な有機性ではなく、そこに紡がれる言葉への影響、なのかも知れない、と、ふと思いました。
もちろん、pc,スマホだからこそ出て来る言葉もある筈で、その有用性や特異性もある筈です。
これは、両方それぞれの良さと利点があるでしょうね。
ところで、この2日間、私、全然、意志も無く、自意識も無く、エゴも無く、心は完全に空のまま、ふら〜りふら〜りと唯導かれてるだけだったのですけど、なんかもの凄い濃い世界に…。pコリ、導いてくれて、誠にありがとう。感謝。

詩も、詞も、音符も(あまり書かんが…)、今年から紙に描いてみるか…。ってか、もしかしたら、寧ろこちらこそが今の最先端なのでは??アナログ盤でDJ回すのと同じで……。。