2024年01月01日

令和陸年 甲辰 その象意



賀正 新春あけましておめでとうございます

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本年もよろしくお願いします




 今年の干支は甲辰です。恒例ながら漢字学から観ずる今年を記しておきましょう。


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 辰という字は、ハマグリ貝から貝が足をニョキッと伸ばしている象形です。

 辰の字が入っている漢字には、震、振、唇、娠...などがありますが、どれも音読みでシンと読み、このハマグリ貝の象形を転用することでできた漢字です。
 よく海岸にいて浜辺を眺めていると、貝が動く時に足を出して動きますが、こうした『動く』という意味合いがこれらの漢字にはあります。


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 十二支としての辰は、龍のイメージにも転じて流用されますが、足を長く伸ばした貝のイメージがそこには隠れてもいます。龍は中国ではもっとも格調高い生き物とされ神の位置を古代から占めていますが、龍は他の漢字の中にも色々な形で登場します(例 : 九 風など)。

 大空を飛ぶ龍のイメージを空想すると、なにか伸び伸びとした気分にもなりますね。


 また、辰の字で描かれる貝は、農耕器具にも使用され、故に農という字には辰が入っています。


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 さて、そんな辰年の今年ですが、昨年は新しく生まれた様々な価値観、特に新しいテクノロジーが水面化から表面化し、世界に顕現する年でしたが、今年はそうした新しい世界が益々増長し、増幅していく年となります。

 世界の各分野で、こうした新しく誕生した超ハイテクノロジーがより一層、目に見える形で、ぐんぐんと伸びていく年となります。



 今年は、個々の動きもより足を遠くに伸ばして、新たな世界を開拓していくと非常に運気を上げてゆく事でしょう。



 世界中の皆様にとりまして、佳き年となりますことを心から祈念いたします。


 (ps. 会員の皆様に届いている書道art年賀は、フレームなどに入れて東南東にお飾りください。このブログ愛読者の皆様はどうぞ画像をコピーして東南東の方角に飾ってみてください。きっと良い出来事が起こりますよ! )








posted by サロドラ at 01:02| 書道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする