2015年12月11日

69∞LOVE ライブチケット


こちらは発売中の69∞LOVEのチケット。このライブチケットは69枚限定です。こんな謎に満ちた奇矯なライブ・チケットを創るのは人類史上オレ一人であろう。わははは! この謎と秘密は当日すべて明かされます。どうぞお楽しみにね。

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***

Hugoさんにサインしてもらった、その名も『Àngeles』というアルバム。この季節は天使達も忙しいようですな…。

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~~~


マルチカルチャリズムもいよいよ天と地を吹き飛ばす勢いの爆発寸前。地球の核‥、いや、宇宙の核の根源から全てを叩き変える強烈な爆発をさせてやる。

待っとれよ、そこら中の人類!!!

人間の永遠の秘密を、強烈な魂の感動と激震で強〜烈にぶつけて、全ての秘密の扉を開いてやるわ!!!!!!!




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2015年12月06日

69∞ 〜six nine infinite loop love〜


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http://www.salondorange.com/2015sdmlive.html

2015/12/24(thu)69∞ 〜six nine infinite loop love〜salon d'Orange music society live2015〜
SALONDORANJU MUSIC PRESENTS

open pm6:09 start pm7:09 ∞ pm9:09@Organ's Melody

ticket adv¥2000 door¥3000(+1dr order) info SALONDORANJU MUSIC tel 0839280389 

act

6: 松田まなみ(b)丸山智司(vo,ac-gt)辻翔太(b) 林一穂(vo,ac-gt)田村明(e-gt)ToWACoA(vo)

9: SALONDORANJU(vo,ac-gt,el-gt,key,b,dr,per,DJ,VJ-9parts instruments)





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2015年11月29日

11/27 ★"しなやか"5/5 Brazilian Purple クリアー


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 うーーーん、気持ち良かった。己の首を刎ねるのはまったくもって気分がいいものです。

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 これにて私の公開処刑を成し遂げました。

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 今回のライブこそ、公開処刑の真打ちと言えるものだったのですが、あぁぁぁぁぁぁぁ感慨深し。。。


******


 そもそも、私は歌を歌うこと…、それも人前で歌を歌う、…などという事が、もう苦手で苦手で、嫌いで嫌いで、恥ずかしくて恥ずかしくて、…だからこそ、私はそもそもギター弾きになった筈なのに…。そういう私が最もしてはならない禁忌を全面的に犯しに犯す、という全5回のシリーズでした。

 でも、自分が本当に愛してる音楽は、やはり歌こそがその中心で、すなわち"歌"とは自分の音楽観の中心でもある訳です。これは多くのギターリスト、楽器プレーヤーにとって、そうだと思います。


 今年1年間、そうしたことと真剣に向き合えたのは、とっても貴重な体験で、今までこんなに歌に打ち込んだ事は人生初でした。



 そして、今日のライブは、自分としては掛け値無しに、素晴らしかった。




 あの” お前(=サロドラにとっては真実の自分であるお前)”が、こんな事をよくやった。

 5回、世界五カ国の音楽を歌う…。真剣に音楽をやってるからこそ、それはハードルがべらぼうに高過ぎる訳で、特に今日の、私にとって最愛の究極の音楽の聖域に、絶対にしてはならぬ、禁じられた愛の行為を犯した訳です。まぁ、もしも自分が本職の歌うたいなら、こんな馬鹿げたことはきっと絶対に出来ないでしょう。自分の本職ではないからこそ、それを逆利用してその核心に到着する、…という柔道の寝技みたいなものです。


 でも、今日、やってみてよく解った。


 自分がずっと30年近くの永い間、いつ、いかなる時…、人生の最高に素敵な時、絶望のどん底の時、何気ない日常のとある時、深く哀しみにくれる時、歓びと祝福に満ちている時…、、どんな時にでもそれを愛し寄り添い、それに裏切られたことなど無かった、自分の感受性は間違ってなかった、と。


 どうして、自分がそれをそこまで愛していたのか……。



 今回のライブのセットリストは、ここで公表しません。


 今日、歌ったリストは、私の生涯のベスト・ソングでした。


 それらすべての歌は、なぜ僕らは音楽を演奏し、こんな生き方をするのか、その本当の秘密、人間が生きる意味…、それも音楽という人生を生きる意味、‥を最高に美しい真実の言葉、演じることもなく飾られる事もない言葉と声で語り、優しく歌っている。



 僕にはその存在がどこか神秘だったミルトン・ナシメントを初めて生で聴いた時、まだ僕は若く、人生も音楽もなんにもわかってない若造だった。


 小雨が霧のように降る中、雨に濡れながら聴いた彼の曲に、僕は産まれて初めて、"歌"というものを聴いて、涙が止まらなかった。


ポルトガル語の言葉の意味など全くわからず、その曲を聴いたのも初めてだったのに、どうしてそんな感動をそれにしたのか、その時の自分には自分が理解できなかった。


 神の慈愛のような優しい霧雨の中、本物の神の声のように美しく響いていたとても単純な曲…


 その曲は私の人生全体を予見し、そしてミルトン、彼自身が実際にそれを生きてきた人間として、ミュージシャンとして、真実を直接に歌っていた。


 今日の日が素晴らしかったのは、今日、ではなく、かつて言葉という上でまったく意味もわからずに感動し、魂で理解したことを、30年かかって、自分がそれを本当に生き続け、やり通してきた… ということを、やっと言葉という上でも、人生という上でも、知り、永い時間をかけてやっと自分の言葉で、自分の声で、自分の体で"歌った"、ということだ。



 音楽は言葉を遥か超えている。この一般論として自明な格言は、実はそれほどには自明な事ではない。


 音楽には、人間の声には、言葉を超えて、その"言葉の世界"を言葉で伝えるよりも、もっと正確に魂に伝える強烈な力を持っている。


 僕は自分の人生を賭けて、そのことを、そうとは知らずに実際に自分で証明してしまった。





 そう…音楽の核、それを観た。ステージで。




 これを観るために、自ら公開処刑に曝したのだ。
 言い換えれば、この世界、この宇宙の生命の存在の核をほんの瞬間、瞥見した。



 最高の夜だ…。




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2015年11月23日

奇蹟の日 〜ブラジルの風〜


 11月23日。例年通り快晴の青空。毎年のようにこの日を迎えるのだけど、いつもながら、この近辺は天神祭で御幣が辺り一帯にはり巡らされ、街中になにか清冽な神気が満ちている訳ですが、今年の今日、この日は、特に例年とは違う意味を個人的に持っている1日でした。

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 こんな場所でその詳細をつらつらと説明は到底できないのだけど、少なくと私にとっては何万年かに1回の特殊性を帯びた1日。


 いつもなら寝てる時間にむっくりと起きだして、あるべきことを、あるべきように動き回ってみると、やはり確かに「そうあるべきこと」が驚くほどそうなってしまうなり。


 そういう日をそういう風に過ごして、夕暮れに近くに、これまた音楽的奇蹟に遭遇。

 明後日の私の自決ライブにとどめを刺すのに相応しい御方を、目の前で拝聴…。


****

 Hugo Futtoruso

 私がずっと聴いてきたMPB音源の中でも重要なトラックで鍵盤、ヴォイス、作曲やアレンジをされている巨匠です。その音、そのピアノの生音、を己の目の前で、しかもこのタイミングで、しかもあちら様から地球の裏側からここまで、こんな自分の生息地と至近距離にまでやってきて、聴くことができるとは…。。これが奇蹟でなくて、なんだろう?

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 随分以前に紹介した記事の、Tombo in 7/4もこの人が弾いて歌っていて、彼とアイアートの共同作曲です。おそらくこの曲の前半変拍子部分のメロやハーモニーのアイディアはこの人。

 最初にピアノのサウンドひとつを聴いて、自分の心に染み付いているあの音楽世界に思わず目が潤む気がしたが最後、そのあとは…………

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 いや〜すごい。すごい。。。と、しか他に言葉がない。。


 今回はウルグアイの音楽観にスポットを当てたイベントでしたが、ベテランper奏者のヤヒロさんとのduoあり、ソロピアノあり、レイ・タンボールによるカントンベあり、ウルグアイの若手女性per奏者Albana Barrocasのvoice,perあり、のてんこ盛り状態で、繰り広げられる世界があまりに凄過ぎて、聴衆はどこまでこの世界についてきているのかが謎なくらいでした。

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 そして、自分が今やってる音楽スタイル、マルチ同時多重生演奏の原型はこの人達だった、というのを今、初めて自分で自覚した。自分の音楽のもっとも濃い部分がやはりここから来ていた…。

 
 そして、どうして、音楽がこんな種類の発達をしたのか?…聴いていてそれが目に浮かぶ想いだったけれど、それは南米の原生林、決して生優しくはない、生々しい自然の風景、、それだ、と思った。地球の酸素、地球の環境のほとんどを提供している、あの大自然に生きる人達の世界、だからこそ出来上がった音楽。



 終演後、「あなたの音を昔からずっとミルトンなどのMPB音源から聴いていました。あなたが偉大な巨匠であることをよく存じています。」と挨拶をして話しかけると、「いや、僕はもう年寄りだからね」と苦笑気味に答えてくださった。

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あとA,Barrocasさんに個人的には非常に興味を感じた…。今日は少しの出番だったけれど。僕は彼女の姿を観て何かを直感した…。

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 良い映像があったので、こちらに貼っておきますよ。




***


この奇蹟の日の締めはShivaでカレーを食べて歓談。来月、我々が起こすはずの”奇蹟”についての打ち合わせ。



扉は、開いたようだ…。





posted by サロドラ at 11:23| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月21日

SALONDORANJU LIVE ★ "しなやか" 5/5 Brazilian Purple

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11/27(fri) SALONDORANJU LIVE "しなやか"5/5 Brazilian Purple night @Organ's Melody

SALONDORANJU (Vo,nylon-ac-gt)

open20:09 start 21:09:09 ticket adv¥1800(+1dr order)door¥2300(+1dr order) info SALONDORANJU MUSIC tel 0839280389 


 さて、いよいよ今回が私の公開処刑最終回です。ライブの名前を”6”と題しているのに5回目で最終回、というのも疑問に思われるでしょうが、本当の秘密は"6"と"9"の結合にあるわけです。そういう訳で6回目は処刑、死、ではなくて、生命のエネルギーの爆発です。


 さて、私の公開処刑の最後は、私が自分の人生でずっと愛し、いつどんな時でも、ずっと寄り添ってきた、まるで永い間、私の秘密の恋人の様な音楽です。

 それは誰かに聴いて欲しい訳でも無ければ、知って欲しい訳でも、理解して欲しい訳でも無い。ただ、自分だけが真に理解すれば、それでいい。自分自身の創作音楽よりもある意味もっと大切な、真に己の人生と寄り添い愛している音楽。



 思うに、人間は”愛”なるものを大きく錯誤しています。



 それは、誰にも知られず、誰にも理解されず、誰にも報われないからこそ、真実の愛、と言えます。


 それを報いる存在がもしもあるなら、それはたぶん、"人間"なんぞではないでしょう…。



 でも、古来から人類普遍のそんな、自然な、心の純粋性をいつ人間は失ったのだろう? 一体いつ、世界は…、否、"人間"は、ここまで愚かで醜くなったのだろう? それは古来から神話や文学や戯曲や物語りや歌の、すなわち音楽の、永遠のテーマであって、人間にとっての永遠の生命の主題なはずなのに…。


 私に於ける音楽愛、それは本当を言って誰にも知られたくも無ければ、誰にも聴いて欲しくも無い…

 それを人前で披瀝する、などとは、最大の自己矛盾、自死、以外の何ものでも無い。だからこそ『公開処刑』。


 今回は通常、常にしている映像記録もせず、当然、音源、youtube映像などの『音楽の哀しい模造品』を創って披瀝する事もしません。その音楽世界を死ぬほど愛しているからです。


 瞬間で生まれては消えていく音…

 それこそが音楽だ。

 生まれて、それは刹那に消える。

 だからこそ音楽は世界で一番、素晴らしい。この世で一番、美しい…。





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2015年10月21日

大内義昭追悼コンサート Hand to heart〜大内義昭〜Memories @北九州芸術劇場大ホール その3


 本番前最終リハ。

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 ここで出演者全員やっと集合で初顔合わせ。でも既にこの時点ですべてのサウンドの骨組や構成は完璧。

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 なんとなくそういう流れで、1分1秒まで細かく舞台合成するやり方を眺めていて、やっぱこれって日本人らしいメイキングだなぁ、とふと感心しきり。



 いよいよ本番です。報道によると1000人の来場者だったそう。本番が始まり黙祷を捧げるとき、たまたま楽屋にご一緒くださってた大内さんメジャーデビュー時のDu-plexでの相棒、江尻さんと二人だけで色々なお話を拝聴してたところでした。私は一昨年に大内さんとご一緒させて頂いた折、高校のステージで講演をなさったのを舞台袖で私は聴いていましたが、それはとても良い内容で、特に江尻さんとの別れのシーンは胸に来るものがあった。そんなことをお話ししていたところで、ちょうど黙祷の時間に成り、立ち上がって黙祷しました。



 前半は小学生や中学生も沢山入って大内さん作曲の美しい校歌を演奏。来歴の紹介や友人、知人、関係者の皆さんの心打たれるコメントも。



 と、このあたりでもやはり不思議な出来事が起きて、本番直前、曲順の整理をしようと舞台脇で譜面を並べてたら、風もないのに、1枚の譜面がせり上がった舞台の凄く狭い隙間に、何故かするり、と入ってしまい、舞台の遥か30m下に構造されてる通称”奈落”に堕ちた…。あらっらら??? まぁ替えの譜面で弾いたけど。取りにいけないよなぁ、下まで、。。たまたま隣に座ってた香織嬢もその瞬間を見てたけど…、これって、なんかサロドラ宛のメッセージですかな??


 この曲。これは大内さんの母校の校歌の譜面です。これ歌詞がとっても良くて、感動的な曲なのですが、

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 タイトルは『勇気の風』 

 するりっ、と堕ちた1枚部分の歌詞は‥



  海までの坂道 降り注ぐ太陽 永遠の道しるべ 風になりたい
 
  生きている 生かされている この星のすべてが



  負けそうな時きっと 友の笑顔がある 一粒の涙が今 虹へと変わる

  名前も知らない花も 根をはって生き抜く


 

  ……。(←なにかを感じるサロドラ)



  ちなみに、終演して機材撤去が終わってから、こっそりとひとりで奈落の底まで階段を降りていきまして、拾って帰りましたよ、えぇそりゃもう(笑)。



  そして後半へ。アーティストの皆さんのステージ。

  これは来たなぁ…。皆さん素晴らしい歌声でした。

  ここに参加させて頂けたことがとても光栄でした。


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 終演後もやはり打ち上る我々。メイン出演者のRitsukoさん、香織さん、Be inVoicesの皆さんとサロドラ。

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 しかし、お話しがみなディープです。現在オフィスを担当されている大内さんの実姉の吉田さんご夫妻からの談話も拝聴していて何か胸に迫りました。

 結局、大内さんが最後までこだわっていらしゃったもの、それはやはり"真実の愛"だと私は感じました。


 最後に、一昨年高校での講演の折、結びの言葉で大内さんが若いみんなに最後に力強く投げかけたメッセージ、それは1922年にアインシュタインが来日した際に門司に停泊した縁で碑文が刻まれている、アインシュタインの有名な御言葉の引用ですが、そのメッセージで締めたいと思います。
 


世界の文化はアジアに始まってアジアに帰る


それはアジアの高峰日本に立ち戻らねばならない


我々は神に感謝する

神が我々人類に日本という国を作って置いてくれたことを






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大内義昭追悼コンサート Hand to heart〜大内義昭〜Memories @北九州芸術劇場大ホール その2


 前日に会場入りしてセッティング。今日は会場でのPAを通したサウンドチェック&明日の流れのゲネプロ。


 ステージからの眺め。

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 香織嬢も東京から到着。

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 今回専用のサロドラ 厳選の機材類をステージ上にセッティング、細かい調整をしてサウンドチェックに入る。数曲演奏中に、なにか強烈にエモーションが来る瞬間があって、あぁ来た、大内さん…って空気に包まれる。香織嬢も思わず号泣‥。

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 Ritsukoさん、津久場さんも合流してほぼ全体のサウンドがfix状態に。あとは当日リハで最終仕上げ。
 

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 終わってBe in Voicesさんのお三方も関西から到着して合流。さっそく皆さまで前打ち上げへgo!(笑)…で結局、ホテルで朝まで飲んだ(笑)。いい感じの酔っぱらい加減で本番を迎えることに。さすがはバッカスにつかえるミューズ達である。あはは〜ん♡


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 やっと準備万端。


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大内義昭追悼コンサート Hand to heart〜大内義昭〜Memories @北九州芸術劇場大ホール その1


 何か不思議なご縁で参加させて頂いた今回のコンサート。そのプロセスのすべてからちょっと特別なライブでした。


 いつも通り有田さんから音源や譜面類を頂いて細かくチェックしてみると、ご提案ではオケ音源に生E.Gtをかぶせるだけだったので、そうか‥と安易に思ってたら、どうやらこのミッションはまた違う世界らしい…。それで何度もリストの音源を聴いてイメージしても、これは私の機材の選定が非常に難しい。

 こういうのってギター弾きにしか解らない部分なんだけど、私の方法は使用gt,ampはおろか、常にsetting内部の細かいケーブル一つまでその音楽の到着先によって微妙な変化をさせる事を常にしているので‥。サウンドに色彩と精気を与える為に。

 コンサートのある週、色々とまず合わせてチェック。やはり実際に音をブレンドしてみると色々な問題にあたってしまう。

 ……………………。。。。(←悩むサロドラ)
  

 唯、お仕事として悩まずに処理する事もできるけれど、今回の件は、職人技で書いた彼のソング・ライティング、いわば音楽の設計図をどうやって命を持った生きた音楽にして生命を吹き込めるのか?が命題でした。そういう方法で、J-Popに於ける一時代を築き上げた彼の音楽魂に追悼を表したかった。

 
 で、深夜に朝までトライ&エラーを繰り返していて、これだ!というのに行き当たって、サウンドを掴んだ瞬間、、なにか強烈に大内さんの顔を心に浮かび、とっても大喜びの彼の表情が観えた。

 どう考えても、彼は"そこに居た"気がする‥。

 で、とりあえずこれだ、という方法を発見して有田さん、津久場さんとサウンド担当の3人で音創りのリハーサルへ!


 新たに移転したオフィス。生前のセンスがそのまま生かされていて、とても素敵です。

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 リハ開始。

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 さて、準備万端。あとは前日の会場でのゲネプロで全て揃うはず。





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2015年10月16日

フランスの香り


 さて、私の公開処刑はフランス編を終えたけど、私の心はブラジルに移行するつもりが、なにかまだフランスの匂いが周りを濃厚に取り囲んでいる…と思ってたら、ふとしたきっかけで、素晴らしいフランスの音に触れてきました。

 在仏フルーティストで今回のツアーオーガナイザーの木村さんからフライヤーをオフィスに送って頂き、私としても何か絶妙なタイミングで、フランスの良い生音を浴びたい、という願いから足を運び拝聴。

 http://www.chambermetropolitantrio.com


 パリでの新進気鋭の皆さんの音、素晴らしいね…。

 全員、演奏技量は大変に優れているし、インタープレイも良い、でもそれ以上に音に籠る、フランス、ヨーロッパ、もっと言うとギリシアの気が溜まらな〜く気持ちいい(プロモのニューアルバムタイトルはギリシア語の『根源』という意味)。

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 やっと自分はプレヴェールの詩で枯葉を歌ったと思ったら、今度は30年前に私が人生で初めて枯葉を弾いたその場所で、今度は本物のフランスの世界観を演奏するフランス各地からパリに集まった素敵なミュージシャンのリアルジャズフォーマットでの演奏にて枯葉を拝聴できるとは!?
 

 …いつもながら私の人生は出来過ぎな奇蹟のタイミングである。
 

 幕間や、終演後、メンバーの皆さん、木村さんと歓談。今のパリ事情や音楽、芸術の話などを乾杯しながら深めた。

 特にピアノのマッシューさんは大の日本マニア、というかほとんどオタクらしく、子供の頃から吉川英治の宮本武蔵を愛読されていて、今回のアルバムにも収録されてる[Bushido]なる曲や、[Kinkaku-ji]なる日本的美学を題材にした美しい書き下ろし曲を演奏してくれた。
 
 私は逆にフランス文学が大好きだし、ギター弾きだがゲンスブールもついこの間、歌ってやったわい!などという話をメンバーにしたらウケたらしいけど、マッシューさんは今は当然、井上雄彦の『バガボンド』に熱中してるなどと言って、日本酒をワイングラスで飲んでるので、私の方も好感度がかなり大でしたよ(笑)。


 先年、私は熊本の武蔵最後の洞窟を訪れたこと、実はこの山口県内に小次郎との対決場所の巌流島があるから、ぜひ行くべきである、などと言うと『お〜!』と喜んでおられました。三島の金閣寺はまだ読んだことない、とのことなので、ぜひ読むべきなり、とお薦めしたら本日のセットリストのメモに、ふむふむ、とメモっておられました(笑)。あと、僕は明後日は小倉で演奏よん、言ったら「小倉はあのムッシュ松本零士の故郷だぞ!」などと目を輝かせたりして‥。すごいオタクぶり。それ、普通の日本人でもあまり知ってない、と思う…(笑)。



 こういうマルチカルチャリズム(多元文化主義)こそ、私の望むものであります。


 で、やはり今や世界を席巻する日本のラーメンをやはり本場で食べたかったらしく、近くにある幻のラーメンさんに皆さんを御連れしました。

 あ〜楽しかった。

 
 ぜひぜひ、またお越しください。

 次回はサロドラ直々に温泉にでも御連れいたしますよん。



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素晴らしいベースのダミアンさん、ドラムのトーマスさんと。お二人とも南仏のご出身 


****

さてさて、こちらジェーン・バーキン役ドタキャンのmusic society研究生かずーこと林一穂さんですが、現在博多キャナルシティで行われてる『FUKUOKA music factory2015』にてバトルを繰り広げております。明日17日は4回目となる決戦ライブ日です。このコンペはウェブ投票とCD売り上げで決勝が決まるそうなので、どうぞたまたまここをお読みの皆さんもご投票&ご観戦お願いします!!!
http://asianbeat.com/ja/award/fmf/2015vol3/profile-2.html

決戦相手の皆さんもとても良いバンドですね。『動vs静』って感じの戦いか?






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2015年10月03日

サロドラ通信 10月号


 昔はWEBのトップページに毎月掲載していて、最近いつもはネット上には書かず、専ら研究生専用の"サロドラ通信"のみに毎月書いて配布していた今月のお薦め盤を、ふと気が向いたので今回はサロドラ通信本文と共にこちらに掲載しておきます。



 秋も深まりました。今年の活動も終焉に近づいていますが、皆さんの活動はどれだけ実りを得そうでしょうか。

 時、というものは永い様で短く、短い様で実は永いものです。そうして音楽とは時を基盤に織りなす芸術です。

 短くて永いこの音楽の中心には歌、それはヴォーカルという意味では決してなく、歌こそが音楽の中心です。

 サウンドそれ自体ですらも歌、と呼ぶことできます。虫や動物ですらも実は歌っています。

 すなわち生命の世界とは、この宇宙とは、それは還元するなら”歌”そのものです。

 人生とは歌うように生きればそれで良いのです。ただ歌うだけでいい。

 それこそが、歌であり音楽の中心であり、そしてこの星に生きるすべての生命の本性です。





今月のお薦め盤 monthly recommended album  Minas /Milton Nascimento
Buy iTunes

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 ブラジルの声、ブラジルの心、ブラジルの魂、とも称されるこの人、ミルトンのワールド出世作品です。このアルバム以前がブラジルの仲間達で創作した手作り作品だとしたら、こちらは世界最高の凄腕達を起用した意欲作です。
 私はこのアルバムが昔はあまり好きではありませんでした。このレコーディング・メンバーで演奏したライブを生で鑑賞もしているのですが、物凄く頭に来て怒って途中で帰ったほどです(笑)。

 しかし、今改めて聴くとやはりこれは素晴らしい名作には違いない。ミルトンの前衛性がH・ハンコックやW・ショーターなどの凄腕の力を借りる形で全面に出ている。この音楽を”ポップス”と呼ぶことすらもよく解らないほどです。ジャズ、フュージョンに昔は分類された気もするけど、それも絶対に違う。

 敢えて言うなら、『プログレッシブ・ブラジリアン・エスニック・スピリチュアル・ポップ』とでも言うべき世界にも他に類を見ない驚くべき音楽です。これほど、魂に近いサウンドと歌声、まるで神の声に近い大衆音楽を創造してみせたのは、他にはS・ワンダーしか思い当たりません。これを聴いてすぐに理解できる貴方は耳が非常に良い。よくわからない人はどうぞ音楽をもっと沢山聴いてから、その後で彼の音楽をよく聴いてみてください。これは人類史上、”魂の音楽”に於ける世界の頂点と言える一つの形なのですから。



posted by サロドラ at 03:03| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月29日

9/25 ★"しなやか"4/5French Yellow クリアー


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Sep/25 ★"しなやか"4/5 French Yellow ★set list


Melody cov. Serge Gainsbourg
Ballade de Melody Nelson cov. Serge Gainsbourg
69 Année Érotique cov.Serge Gainsbourg
Je T'Aime... Moi Non Plus cov.Serge Gainsbourg
La chanson de slogan cov. Serge Gainsbourg
L'hôtel particulier cov. Serge Gainsbourg
En Melody cov. Serge Gainsbourg(コーネリアス&カヒミ・カリィversion)
夢見シャンソン人形 cov. Serge Gainsbourg (サロドラversion)
海、セックスそして太陽 cov. Serge Gainsbourg(小西康陽&夏木マリversion)
Les Feuilles Mortes cov.Joseph Kosma - Jacques Prévert
la joi vraire jaune (Original)


Thank you for everyone,Thank you for everything,Next comin' back on 27(fri) Nov. @Organ's Melody




 ジェーン・バーキン役予定のかずーはあまりのエロさに恐れをなして(?)発熱したので急遽同じくmusic society研究生のTowacoaさんが登場。Je T'Aime...のエロいあえぎ声もしっかり演じて頂きました(笑)。



 しなやかシリーズ最大の難関だったフランス編です。いや、実にエロ難しかった…。個人的には今回、生まれて初めて"枯葉"(この通称日本語楽曲名にも異議あり)を、オリジナルのジャック・プレヴェールのフランス語詩で、ステージ上で歌えたこと、が最大の収穫でした。30年くらいはこの曲をギターで弾いてるけど、30年目にしてやっと”音楽”になった、と思う…。

 思えば、この曲でジャズを始め、ずっとこの曲と寄り添い、そして詩人ジャック・プレヴェールの詩想、詩魂と自分はずっと共にあった。彼がシナリオを書き、jコズマも楽曲を提供している40年代の往年の名作映画『天井桟敷の人々』を観たのもその当時。30年かかって、やっと少しだけこの曲を演奏できる様になったのだね‥。


 Nさん、ありがとう。あなたこそこれを聴くべき御方でありました。


 さて、次回11月27日(金)は公開処刑ラストのブラジル編です。これをする為に、この5回のライブはあったのかも。。最後はただひたすら、心から楽しもうと思う。





posted by サロドラ at 00:09| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月03日

7/31 ★"しなやか"3/5 British Green クリアー


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Jul/31 ★"しなやか"3/5 British Green ★set list


Cruel sister cov.Pentangle( traditional song)
Layla cov.Eric Clapton
Fragile cov.Sting
Scarborough fair (traditional song)
Norwegian wood cov.Beatles
Eskimo cov.Damien Rice
Scientist cov.Cold Play
cups cov.Underworld
Stairway to heaven cov.Led Zepplin
Child in time cov.Deep Purple
Rock bottom cov.UFO


Thank you for everyone,Thank you for everything,Next comin' back on 25(fri) Sep. @Organ's Melody



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 えぇ今回ばかりは選曲する時点で異様に楽しかったですよ(笑)。でも独りアコギ&歌だけでこれらを独自に再現する…となると難儀極まりなかった訳だけど、まぁご愛嬌も含めてとても良いライブでした。来てくれたみんな、ありがとう。今回は特に貴重なライブでしたよ。

 今回のこのライブは今年3月に逝去された私の尊敬するpentangleの偉大なギターリスト、John Renbournに捧げます。


 今回も音源はばっちり録音されてるけれど、youtubeは私の気侭な気分次第。youtubeをどんなにきっちり仕上げて公開してもliveの本当の音ではないからね。。


 次回は9月末の金曜日。フランス編に突入。これは。。。えらくエロ難しいことに。。。





posted by サロドラ at 17:57| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月21日

SALONDORANJU LIVE ★ "しなやか" 3/5 British Green



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7/31(fri)SALONDORANJU LIVE ★"しなやか" 3/5 British Green ★@ Organ's Melody  pm 20:09 open pm21:09:09 live start

ticket adv.¥1800 door¥2300+1drink order  ticket info SALONDORANJU MUSIC 0839280389


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 今回はイギリスの古楽(ブリティッシュ・トラッド 〜pentangle)から現代のブリティッシュ・ロック(zep,deep purple,beatles,clapton,ufo〜cold play,damien rice)までを素材にした楽曲をスティール弦アコースティックギター とサンプラーによって独奏で歌います。このライブの特別なテーマはヨーロピアン神秘主義と音楽。今回もまた2度と無いライブです。 予約の方はメール(◉alondoranjumusi@csc.jp  最初の文字をsに変換)にて 。


 また去年暮れのmusic societyの『True love live』で解説をした例の曲の、更に詳しい歴史、その系譜にあたる名曲を今度は自ら生演奏で解説、披露します。音楽と、古代から現代へと連綿と続く神秘主義の関係をすべて開陳する、まるで真夏の夜の夢の様に希有な一夜。




posted by サロドラ at 06:06| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月31日

5/29 ★"しなやか"2/5 American Red ★ クリアー


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May/29 ★"しなやか"2/5 American Red ★set list

Summertime com.George Gershwin
Get out of town com.Cole Porter
Hoochie Coochie Man com.Willie Dixon
New York State of Mind com.Billy Joel
A Song For You com.Leon Russell
Another Star com.Stevie Wonder
Beth com.Kiss
Porealinda Linon! solo Original
The Blue Sky Maqui Saw  solo Original
Purple Rain com.Prince
Chandelier com.Sia


 SALONDORANJU vo  special guest support 稲葉照美 key



Thank you for everyone,Thank you for everything,Next comin' back on 31(fri) Jul. @Organ's Melody




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 あーむずかった。でもやはり公開処刑は楽しい。やはり死ぬのは楽しい。ところで後で映像を観るとフォスターの事をフォークナー、フォークナーって言ってたね、おれ。単なる酔っぱらいおじさんかよ、自分(汗)。さて、次回はイギリス遍に突入。いよいよ自分の音楽に近づいてきてる感が満載。





posted by サロドラ at 19:04| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月25日

SALONDORANJU LIVE ★ "しなやか" 2/5 American Red


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5/29(fri)SALONDORANJU LIVE ★ "しなやか" 2/5 American Red ★@ Organ's Melody
pm 20:00 open pm21:09:09 live start
special guest support 稲葉照美(key)

American Red - Play American ballad night

ticket adv.¥1800 door¥2300+1drink order  ticket info SALONDORANJU MUSIC 0839280389


別名『サロドラ公開処刑ライブ』の第二弾は、

アメリカン名曲バラード・ナイトです。今回も前回に続き特別サポートミュージシャンに芸術短大などで講師をされている素晴らしいヴォーカリストの稲葉照美さんを鍵盤奏者としてお迎えしてお送りします。

 サロドラが選ぶ往年のアメリカ産の重要な名曲を、年代を追って現代まで演奏します。たった一夜で、全世界が重要な影響を受けたアメリカ音楽の歴史を、詳しい解説と共に体験できます。今回は完全にギターレスです。

 ってか自分でつくったハードル、高過ぎ。


 しかし。


 やる。


 だって、処刑だから。









posted by サロドラ at 09:09| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月24日

紡がれてゆく生命



 引田香織さんの北九州〜山口ミニツアーの千秋楽の山口公演をギターサポートしました。
今回は香織さんにとってエポックメイキングなとても印象深いライブでした。


 奇しくも小倉公演の日に師匠の音楽プロデューサー大内義昭さんが惜しくも逝去なさり、山口公演の次の日は香織さんのプロデビュー10周年でした。

 
 今回は谷川俊太郎さんの詩に、香織さんがつけた楽曲を演奏しました。


 生きる、愛、すなわち生命、が表現の大きな主題でしたが、音楽という生命のつながりが確かにそこにあって、受け継がれていく姿がそこにありました。


 香織さんのバンドメンバーで山下洋輔さん等と共演なさってるパーカッショニストの熊本さんも、急遽東京から駆けつけてくださり、朗読をされた放送作家の堀永さんや、サウンドプロデュースの有田さん、僕のギターで音を交えた刹那に新しい音楽の命が生まれていったこと、思えばそれらもひとつの輪廻のワンシーンだったな。


 その重心となった香織さんの歌、立派なシンガーの歌にしっかりと成長した歌声を天国で大内さんも楽しんだんじゃないかな…。



 生命や心の微粒子は、連続し、姿を変えてまた生まれ変わり、永遠に紡がれるのだから…。



 随分前に小倉で香織さん、有田さんと川縁で朝まで音楽談義したけど、今回は山口で、熊ちゃんや堀永さんを交えて朝まで熱く語りあったのも何かの縁なんだろうな。…しかし、僕らってやっぱりどこか高校生みたいだよね(笑)。



デュオで谷川俊太郎をPlay
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フルバージョンで中也をPlay
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香織さんのアイリッシュホイッスルでのトリオ即興Play
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posted by サロドラ at 09:09| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月11日

テクノロジーと自己表現 この10年 …そして未来


 webサイトを整理していて、暫く観る事もなかった10年前のsonyのPDAで撮影した映像をなんとなく見た。


10年前
http://www.salondorange.com/salodora416.mpg


現在





 10年前はまだyoutubeもなかったので自分のサーバーに映像をアップしてた。video camなどではなくあえてポケットから出したPDAで撮影したもの。ザラザラとした生々しさが好きだった。この頃の自分の音楽スタイルは、コンピューター上のオケに合わせて生演奏するスタイルで、80年代以降の同期演奏ものの延長(昔はmidiでやってたものを音データの扱いでおこなう)の感覚だった。


 現在の自分は、完全に複数楽器の同時生演奏を実現させ、テンポもグルーヴも自由にライブで生演奏で自由に変化させる事が可能になった上に、映像をVJしながら(唯、流しっぱなしではなく)たった1人の音と視覚のオーケストレーションが可能になり、しかも、それを撮影する映像はPDAを引き継いで進化させた、やはりポケットから出したiphoneだ。


 細かい音楽的な部分、、調律を含む音律のコントロール、楽器を動かし音を送る、まるでそれは楽器類を巡る血液の様な電気の質、などという細かい事も今では別次元に進化している。



 これらは勿論、単にマシン上の技術変化だけはなく、自分自身の演奏能力の技術変化にも依存している。


 今現在の自分の課題の声表現にしても、10年前はファルセットに近いミドルレンジを使った声帯の特殊なスタイルを自分の声表現にしていて、今聴いてもこれはこれで嫌いじゃない。またこのスタイルはじっくりと使いたい。演奏技術に関しても、鍵盤を足で弾きながらギターを弾いて歌うのはもっと色々な事ができる筈だと思う。



 こうしてみると、20年前にjobsがappleに復帰した頃、こういう事ができたら凄く面白い、と漠然と考えてた事に現時点でかなり近づいた事…に今、気がついた(笑)。ってか、やっててそれに全然気がつかなった。夢中になってやってる時は本当は何が起ってるか、自分では全然わからないものだ…。



 やっぱり願望、それも無意識の願望とは着実に現実化し、実を結んでいる。



 *****


 世界には色々な芸術表現、絵、動画、物語り、など多種あるけれど、音楽というメディアは古代から未来までその中心に位置している。


 この進化は、まだまだ止まらない、今後ますます急ピッチで凄い進化を遂げるだろう。



 10000年前から1000年前、音楽は自然物を楽器として鳴らして、数人で演奏するものだった。

 300年前、音楽は紙に書いて、多くの皆で集まり共有して演奏する事だった。

 50年前は、音楽は音の記録に残して、個人個人で描いて演奏しそれを何百万人が共有するものに変化し、ライブによる何十万人もの同時共有が可能になった。



 現在、それを瞬間で1人で可能になった。そしてその同時共有は場所や空間を超えたものになった。

 

 おそらく未来は、もっと自由な1人の繊細な心の妄想を、瞬間で世界が同時共有する世界になる。


 音楽を演奏する、とは、個体の意識そのものの様相全体を、自らが完全に"瞬間的に"実現するスタイルに変化する。



 つまり音楽メディアとスタイル、エンターテイメントの在り方が、根本から変化する時代に立ち会う場所に僕らはいる。


 それはまるでテレパシーに似ている。



 しかし超知覚的とはいえ身体や意識に依存するテレパシーとそれが違うのは、具体性の高いリアリズム、人間の身体能力を超えた視覚や聴覚を使用し、享受できる事にある。



 現実の宇宙の存在は、人間の身体も知覚も意識すらも、現実に遥か、遥か、遥か、遠くに超えている。




しかし、私達を構成する身体も意識も環境も、すべてはその母体が膨大な宇宙存在である以上、否応無しにそれに近づき回帰する運命に私はある。
http://www.nao.ac.jp/study/uchuzu2013/scroll/#u0










posted by サロドラ at 09:09| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月29日

★"しなやか"1/5 Japan Blue ★ クリアー


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3/27 ★"しなやか"1/5 Japan Blue ★set list

塀の上で covはちみつぱい
接吻 covオリジナルラブ
I LOVE YOU cov尾崎豊
つけまつける covきゃり-ぱみゅぱみゅ
ワインレッドの心 cov玉置浩二
悲しい色やね cov上田正樹
嫌になった cov憂歌団
Bayside party  solo
美しい鳥籠の静寂 solo
Porealinda linon! solo
粉雪 covレミオロメン
 cov椎名林檎

 SALONDORANJU vo (ac-gt) special guest support 稲葉照美 key

encore 〜Comin' home baby!(稲葉照美 vo , SALONDORANJU ac-gt)


Thank you for everyone,Thank you for everything,Next comin' back on 29(fri) May. @Organ's Melody



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 あー面白かった。やはり公開処刑は楽しい。やはり死ぬのは楽しい。生まれて初めてJ-popをvocalでライブ! 私の35年間の音楽人生でこんな瞬間が来るとは…?! 選曲は年代別のマイ・ベスト・チューン。実際にステージで歌ってみて日本のsoulをしみじみと感じた。次回の再来月のサロドラ公開処刑ライブはアメリカを代表するベスト・チューンでいきます! だんだんと私の愛は深く、そしてハードルもどんどん上昇していくという…。





posted by サロドラ at 06:06| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月23日

Japan Blue


 そろそろ別名"サロドラ公開処刑ライブ"こと、第一回”しなやか" ライブ "Japan Blue"が近づいてきました。J-pop草創期から現在まで、年代ごとベスト・チューン選曲をしていると、とても色々な発見があって、このプロセス自体を非常に楽しんでいます。

 今まで、ずっと長い間、自己意思と無関係に極近くに寄り添い、ある時は(多くの場合、か?)敵対し、でもまるでそれは青い海に様に、自分の一部を成している、とも言えるそれら、"Japan blue"な楽曲達を、改めて専門的見地から、ハーモナイズ、詞、表現法など詳しく解析したりすると、僕ら日本は日本で頑張ってきたんだな‥と素直に思う。

 また今回は、わたくし、ギター弾きの職分をぶん投げやって、マイク1本で勝負します(そんなの生まれて初めてだ…こんな恐ろしい日が自分に来るとは!?)。特別にサポートをしてくださる素晴らしいヴォーカリスト稲葉照美さんの歌伴も聴きものです!

 
 日本 どこか悲しく青い霧がうっすらと包んでいるこの国の音楽 やっと自分が自分に向き合える年齢になれたのかもな…。


3/27(fri)SALONDORANJU LIVE ★ "しなやか" 1/5 Japan Blue ★@ Organ's Melody
pm 20:00 open pm21:09:09 live start
special guest support 稲葉照美(key)

Japan Blue - Play J-pop ballad night

ticket adv.¥1800 door¥2300+1drink order  ticket info SALONDORANJU MUSIC 0839280389


*****

さてこちら、最近、日本を代表する詩人ー谷川俊太郎さんの詩とのコラボをこころみてらっしゃる引田香織さんのライブ・サポートをします。歌うたいの方、必見、必聴のライブ!彼女の新境地の素晴らしい歌が聴けますよ。

5月24日(日)「谷川俊太郎をうたう。〜若草色に揺らめいて〜」open 17:00 start 18:00 \3000
http://ameblo.jp/hikita-kaori/image-12000200420-13241671971.html




posted by サロドラ at 07:00| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月13日

Don't know why?


 休日で暇してしかもなんか体調的に動けないから、なんとなく興が乗って"霊"なるものについて妙に熱く書きまくったのはいいけど、今日ふと自分で読んでみたら、こりゃ浮いてるだろ、このblogコンセプトから。。

 たった1日で消した。
 
 9&6ライブ記事といい、このblogは最近、瞬間記事blogに変貌しつつありますな。
 
 それにしても、昨日は身辺に何かが矢鱈にうるさく飛び交っていたのは確かなのだけど、ありゃ何だったんだろう?それでやけに興が乗り始めたんだけど…。


 さて、これでも貼っておくか…。やっぱ、この3人最高だなぁ。。。この編成ではなく、Vinicius(dr), Dadi(b)の広島で観たバージョン、未だに頭に焼き付いて離れない…。誰か映像youtubeにあげてくれないかな?







posted by サロドラ at 21:00| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする